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公園でジョキング。日本には人が集える大きな公園がもっと必要。 [旅行・散策]

 午前中、近くの公園でジョキングをしてきた。

 この公園の中には、野球スタジアムやスケートリンク等もあり、その全周はジョキングコースとして整備されている。もうちょっと詳しく紹介すると、ここは神奈川県相模原市にある淵野辺公園という所で、自然との調和が図られ広々とした敷地をもつ公園である。その昔、ここには駐留米軍の基地(主に住宅施設があった。)があり、ちょうど沖縄が返還された頃、この場所も返還が決まった。全体の敷地は国、県、市に等分割され、そのうちの市返還分が市民の強い要望で、このスポーツ公園に整備された。ちなみに国返還分が、はやぶさやあかつきで有名になった国立宇宙科学研究所である。県返還分については、同じ場所に県立高校2校つくるという無策ぶりであった。

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淵野辺公園のジョキングコース。自然を感じながら運動できる。

  相模原市は昨年政令指定都市に移行されたが、その周辺には座間基地、相模原補給基地などの米軍基地が存在し、意外と知られざる米軍基地の街なのである。

 その淵野辺公園、昔アメリカ人が住んでいた名残か、風景がどことなく日本的でないところが多い。特に樹木の並びや自然環境の状態が、アメリカ的な感じがしてならない。日本的なセコセコしたものでなく、どちらかというと大胆で、大雑把な雰囲気がある。私はそれが気にいっている。

 さて、朝10時に公園に着き、最初は軽い準備体操から入っていった。すでに大勢の人達が、ジョキングコースを走ったり、歩いたりしている。1周大体2800歩くらい。3週以上しないと目標10000歩はいかない。みんなどのくらいの目標を立てているのだろうか。   

 年齢構成はバラバラである。子どもたちの野球クラブ、高校生の部活練習、中高年の健康維持、それにリハビリの人もいる。当然、それぞれの目的に応じたペースで走ったり、歩いたりしている。自分も気持ちの上では、走りたいが、普段の運動不足もあって、急な運動は避けるようにしている。基本的には3周なるべく速いスピードで歩くようにしている。でも、終わるとそれなりに汗をかき、心地よい疲労が残る。これを毎週続けられればいいのだが。でも、健康維持増進のためにはジョキングが一番いいと思う。

 この公園でよいところは、自然を感じながら運動できることだ。歩きながら周囲の景色を観るのも気持ちがいい。今は樹木もすっかり、枯れ枝が目立ち、ところどころに若干の紅葉は残るものの秋から厳冬への季節の移り変わりを強く感じさせられる。今日は天気がよく、陽射(ひざし)が木々の枝から差し込んでいた。夏は木陰がありがたいが、冬はポカポカした日なたの方が嬉しい。樹木もよく観るとやわらかな陽射による陰影で、静かで落ち着いた情景がつくりだされ、初冬の独特な趣を感じさせられる。ジョキングも良いが、こんな空間で読書や絵画をするのもいい。ただ、ちょっと寒いが・・・。

 この公園にはいろいろな人が憩いを楽しみに来ている。相変わらず、丸太でできたアスレチック遊び場は親子連れの人気スポットだ。耳を澄ますと子どもたちのはしゃぎ声に混じって、尺八の音が聞こえてくる。そちらの方向に歩いて行くと、年配の方たちのグループが、尺八、三味線をひきながら民謡を楽しんでいる。また、それよりちょっと離れたところに、サックスでジャズナンバーを練習している中年のおじさんもいる。実に様々で、ここに来るといろいろな人たちの人生模様が感じられ、楽しくなる。

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子どもたちの遊び場。からだを大いに使って遊べる場所だ。 

 この地域は、こんな場所があるので、すごく恵まれていると思う。日本には、こうした人々が集える公園がもっと必要であろう。心の憩いは大切である。それにはだだっ広い空間が必要だ。


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