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伏見稲荷大社、なんだこれ、外国人でいっぱいだ! [旅行・散策]

京都のさくらめぐりの旅で、伏見稲荷大社を訪れた。
いまはまさに満開の見頃で、昼前の11時頃であるが駅から大勢の人でごった返し。
しかも、ここは日本か!と思えるほど、外国人だらけだ。
中国人をはじめとするアジア系もいるが、圧倒的に欧米系の人たちが目立つ。
みんな、鳥居やきつねの像に興味しんしんで写真を撮りまくっている。
世界の観光地の中でこれだけ多くの人種が集まる場所があるだろうかと思えるほど、異様な光景だ。
この伏見稲荷大社、日本の神社、仏閣の中でも特異な存在であると思うが、なぜ、ここまで外国人を惹きつけるのだろうか。
たくさんの鳥居が立ち並んでいる千本鳥居の風景が面白いのか、千年以上のむかしから続く伝統、歴史、文化に魅せられるのか、キツネと神社の不思議な信仰の場に興味があるのか、観光としては魅力的なスポットかもしれない。ただ、観ていると、どの人たちもみんなニコニコしながら、賑やかに愉しんでいる。
欧米系の人たちの多さからキリスト教の信者も多数いると思うが、何の抵抗もなく、日本の神を受け入れているように観える。度きつい朱色の大鳥居に、神秘的な様相をした和キツネ、そして異彩な雰囲気を漂わすお社(やしろ)、日本人が観ても宗教色の濃さを感じる世界を、なんの抵抗もなく親しみさえ感じながら楽しんでいる光景はなんとも不思議な感覚になる。
以前、ヨーロッパ旅行でバチカンやパリのノートルダム寺院に行ったときは、大聖堂の中で非常に神妙な気分になった記憶がある。周囲の人たちを観てもキリスト教の奥深さの中に包み込まれていく感じで、笑いや陽気な声は聞こえてこなかった。
同じ宗教施設でも、稲荷大社とは大違いである。
つまり、日本の神様は、人々をニコニコ幸せにしてくれるご利益があるのかもしれない。
いま世界中で争いが起きている。ロシアとウクライナはロシア正教とカトリック、イスラエルとパレスチナもユダヤ教とイスラム教の対立も政治や権力によるもの大きいが、宗教も深く根差しているのも事実だ。お互いの宗教を認めなく、それが人々の心の中でおおきな隔たりを築いている。
それに対して、日本の神様はすべての人にウエルカム。みんなをハッピーに迎えてくれる。
厄除け、招福、家内安全、交通安全、学業成就など、人々の願いなら何でもOKで、懐がおおきいのが日本の神様だ。
我々日本人は気づかないが、これぞ、いま世界の人々に求められるいちばんの神様で、それを誇りにするべきであろう。
  
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