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キランソウ(薬草)を舗道で発見 [旅行・散策]

あまり知る人はいないだろうが、この野の花はめったに観ることはできない。
どこにでもありそうだが、どこにもないのだ。
その名はキランソウ。別名、ジゴクノカマノフタ(地獄の釜の蓋)と呼ばれている。
なぜ、そのような名前が付いたかといえば、実はこの草は薬草として有名で、かつては、さまざまな病気に効く効能から、医者いらずとか、これで地獄に落ちないで済む、病気を治して地獄の釜に蓋をするなど言われていたという由来。地方に行くと、そのままイシャイラズ(医者いらず)という名で呼んでいるところもあるそうだ。
横浜市旭区にある里山ガーデン散策の帰り道、バス通りの歩道でたまたま発見。里山の中ならわかるが、こんな舗装の隙間からでているキランソウは初めてである。普通はこのような環境下で観られることはない。野の花鑑賞を趣味としている私にとって、うれしい発見であった。
 
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キランソウ
地面を這うように葉を伸ばし、幾つものちいさな紫の花をつける。一見すると地味な野の花であるが、貴重な薬草である。

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