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おいしさと化学調味料による危うさ [医療・厚生・食品]

 最近、お手頃価格のレトルトやお菓子でも、やたら美味しく感じることがある。そうした商品はパッケージのデザインも良く、値段以上のグレード感やお得な気持ちになる何かが仕込まれている。
これらの商品は人気も高く、売れゆきもいい。美味しいことを否定するつもりはないが、どうも食の安全が気になってならない。特に成分表示には、必ず添加物や甘味料の表示や見慣れないカタカナ成分が観られる。私のような消費者にとって、それが安全かどうか判断することは到底できない。
 以前、食品展示会でグルテンフリーのお菓子を試食した時のことである。驚いたことに、米粉で作ったクッキーの味が、一般の小麦で作ったものとほとんど変わらず、しかも歯ごたえさえも一緒であった。それが売りのクッキーなのだ。
 本来ならば全然違う商品なはずであるが、まったく同じ。すごく違和感を感じたことを覚えている。いくら企業秘密と言えども米粉や自然素材だけで、そうしたことができるはずがなく、おそらく特殊な添加物や甘味料で味や触感を変えている以外考えられない。残念であるが食品分野は、調理の力ではなく、化学の力でどうにでもできる時代になってきたような気がする。
 問題は、これらの物質が人体にとって悪い影響を及ぼさないかどうかだ。当然、基準としては安全なものなのだろうが、本当に安全なのかと疑いをかけてしまう。
 
 日本の食品は、世界のどの国と比べても安全であるという妙な先入観がある。それは衛生的な工場とまじめな作業員が作っているだけで、本質的な商品の中身自体はちょっと怪しい感じがしてならない。
 消費者の美味しさの求めに、企業の利潤追求主義だけが行き過ぎないとよいのだが。

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