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消費増税法案がスルリと成立。妙に納得させられた国民。 [政治・政局]

   昨日、消費税の増税法案が参議院本会議で賛成多数でスルリと成立した。

  税と社会保障の一体改革と言われているが、社会保障の中身ははっきりしていない。事実上の消費税アップ法案だ。

  民主政権発足当初は、無駄をなくすことに一所懸命に力を注いでいたが、最近、その熱はどこに行ったのやら。事業仕分けをこれまで以上に力を入れるのか。当面の財政の目途が立ったことで、政治の関心の矛先は違った方向に変わったように感じる。

  まあ、気がつけば、「土木開発」から「環境の改善」という名に鞍替えし、同じようにコンクリート建造物、リニア新幹線、高速道路等のインフラ整備に莫大なお金をつぎ込んでいくのがオチである。現状の経済がイマイチだから、安直にそちらに期待を寄せるのがいままでのパターンだ。

  国民の多くは、消費税が倍になることで、現状の財政問題等、ほとんどの課題が良い方向に向かうと信じている。また、そのようなニュアンスで消費税アップが説明された。国民を騙すつもりはないだろうが、うまくいかなければ騙したのと同じである。しかし、国民は妙に納得させられ、実感の無いまま、すごい法案が成立してしまったのだ。

  消費税8%、10%も、とりあえずの経過地点に過ぎない。数年後、さらなるアップも予想される。お金を上手に使うことよりも、たくさん取り立てる方が政治家は楽である。これがいつまで繰り返えされるのか。

 われわれ国民は、もっと政治に関心を持ち、選挙で真剣に投票しない限り、同じ歯車はいつまでも動き続けるだろう。


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