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人生の羅針盤「カーネギー名言集」を読んで。 [哲学 思想 名言]

 今日は朝からどんよりした梅雨の一日。時々小雨がぱらつく。 晴れていれば、家庭菜園で土掘りの大労働の予定であったが、この天気ではとてもできそうにない。たまにはのんびりと休養日にすることにした。

  先週、図書館から「カーネギー名言集」なるものを借りてきた。この前、Eテレの夜の番組で「スタンフォード大ティル・シーリグ氏の白熱教室」を観て、さらに何か刺激を受けられるような教訓本を読みたくなったからだ。

 カーネギー名言集 新装版

カーネギー名言集 新装版

  • 作者: デール カーネギー
  • 出版社/メーカー: 創元社
  • 発売日: 2000/10
  • メディア: 単行本

 最近、日本の政治、経済、社会は閉塞感が漂い、明るい話が全然ない。震災や原発事故で重い空気がのし掛かっているのも事実であるが、それだけではない。日本人全般に「元気」、「夢」、「希望」といった活力が失せてきている感じがする。自分自身若くないこともあるが、ちょっとポジティブな気力が衰え、何か大事なことを置き去りにしている気がしてならなかった。だから、このような教訓本を欲しているのかもしれない。

 この本はカーネギー自身の言葉だけでなく、彼が生涯かけて集めた価値ある貴重な人生哲学の引用句や抜粋が収められている。のちにカーネギー夫人がまとめた上げたものという。

 ここには古今東西の著名人の言葉がズラリ並んでいるが、それらの思考、信条は時代や地域を超え、現代社会でも十分通用する内容だ。そして、その言葉のもつ魂は全く衰えることはない。

  私自身のちょっと心に響いた言葉を紹介すると、

「最大の名誉は決して倒れないことではない。倒れるたびに起き上がることである。(孔子)」

「ほとんどすべての人間は、もうこれ以上アイディアを考えるのは不可能だというところまで行きつき、そこでやる気をなくしてしまう。いよいよこれからだというのに。(トーマス・エディソン)」

「私は災難が起こるたびに、これを良い機会に変えようと努力し続けた。(ジョン・D・ロックフェラー)」

「不可能だと思わない限り、人間は決して敗北しない(カーネギー)」

  たぶん、これらが今の自分にとって、最も惹きつけられる言葉なのだろう。仕事に対する壁、失敗を恐れる気持ち、そんなモヤモヤがこれらの言葉に引き寄せられたようだ。

 だから、人によって心を揺さぶられる言葉は違い、各々が自分の信条とする教訓を選べばいい。

  昼から3時間で全部読み終え、様々な物の見方、考え方を知ることができた。ただひとつ共通する教訓が頭に浮かび上がってきた。それを要約するならば、現実は厳しく、苦しい。しかし、心の在り方、物の考え方でマイナスからプラスへと大きく変えることができる。そして、それを実現できるのはすべて自分次第ということだ。

  読んでいるうちに、少し気持ちに若さが蘇ってくる気がする。もしかしたら、心の持ち方こそ、若さの秘訣なのかもしれない。


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