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夏は湘南の海、江ノ島海岸が面白い。 [旅行・散策]

湘南といえば思い浮かぶのは、
・海岸線を走るルート134(国道134号)からの海に浮かぶ江ノ島と富士山の風景
・レトロな江ノ電
・鎌倉を含めたちょっとおしゃれで文化的な雰囲気の街
・サザンオールスターをはじめとする湘南サウンド
・サーフィンやヨットなど、若者のマリンスポーツのメッカ

 日本の海岸の中でも独特な雰囲気を持つ不思議なエリアである。
その湘南の起点とも言える場所が、私は江ノ島海岸だと思っている。
でも、その江の島のイメージは上記に書いたような湘南の空気とかなり違う。昔ながらの観光地のにおいが多く残り、どちらかと言えばダサイ。代表的なのが小田急線の龍宮のような駅、これは、はっきり言って地方のアカぬけない観光の発想である。また、これだけ有名な地域であるのに駅周辺の街並みが混沌として、海岸近くの一等地には普通の街に建つ湘南らしくないデザインのマンションが建ち並んでいる。決して観光地としては優等生でない。

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小田急線江ノ島駅

 この周辺をもっと本格的な観光にしようとすれば、ハワイのワイキキに匹敵するリゾート地も決して夢ではなかったように思える。しかし、江ノ島はこれでいいのだ。金持ちだけが楽しむ場所でなく、誰もが気軽に遊べる海。ごちゃごちゃして、景色はいまひとつであるが、それは今の秋葉原や渋谷と同じで、そんなところにも魅力は醸しだせる。おそらく、色々なものが詰まり過ぎて混沌としているけど、それが面白さ、楽しさを作り出しているのだ。

 先週、江ノ島海岸の砂浜でゴロゴロしていたが、やはり浜辺は若者でいっぱいだ。夏休み後半で子供達の姿は宿題に追われているせいか、ややまばらであった。連日の猛暑で海水温は高く、波も静かであったので最高の海日和であった。あまり水遊びをしなかったが、テントの中で気持ちよく昼寝ができた。

 ひとつ江の島の海について大きな誤解がある。それは海の水が濁っていて汚いと言うことだ。あのやや茶色く濁った水の色は、汚いからではなく砂の色なのである。波で砂が水の中で撹拌され、それが濁った色に見えるのだ。実は結構水は澄んでいるのだ。もし、砂の色が白かったら、ワイキキと同じように海の色はエメラルド色に輝いていたかもしれない。

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江ノ島海岸東海岸、人の多さという点ではピーク時を過ぎている。

 とにかく、これだけ大勢の人達が集まる海岸は日本でもここしかないだろう。浜辺にはカラフルなパラソルと日焼けで寝そべる人達、海岸には波に遊ぶ若者や子供達の姿、そして少し遠くにはウィンドサーフィーやヨットを楽しむ人々、こんな手軽に色々遊べるところはない。誰もが楽しめて、庶民性もあり、こだわりもあり、また人々の色々な想いが詰まっている、そんな場所だ。やはり湘南の元気なイメージはここが原点で、だからこそ湘南サウンド(特に好きなのはサザンオールスターズの轍のテーマ)は粋であり、それを聞くと元気になれるのだ。
 ちょっとベタ褒め過ぎるかも知れないが、湘南・江ノ島ファンの自分にとっては、そんな想いなのである。

まだ、今日も猛暑が続き、夏が終わらない。もう少し湘南の海も楽しめそうだ。


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