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民主代表選、菅・小沢氏を支援する人達に注目する必要あり。 [政治・政局]

 民主党代表選は菅首相と小沢元幹事長の一騎打ちになり、事実上党内の2大勢力が激突する構図となった。論戦は初日から火花を散らし、お互いの主張の違いは結構はっきり見えてきた。基本的には両氏とも目指す方向はほぼ同一線上にあると思うが、それを実現すべき政治手法は全く対照的と言っていい。特に小沢氏は首相の強いリーダーシップによる政治主導、菅氏は様々な問題を国民の前に提示して、みんなで議論し解決を図るオープンな政治を目指すことに力点を置いている。これは非常に大きな違いだ。

 現在、景気回復、円高、雇用、普天間基地、外交、社会保障、財源、税の問題など難題が山積している。どのように解決を図るのか、2人の巧みな論戦が交されているが、我々はそれだけで判断してはいけない。

 もう一つの見方として、彼らを応援する議員や党員、支援団体など、むしろ小沢氏、菅氏を取り巻く人達に注目する必要がある。彼らが何を考え、望んでいるのか、本当にこの国を良くしようと考えているのか、あるいは利権の匂いは無いか、そこを十分注意しなければならない。当然、その人達は大臣や主要な役職ポストを狙っている。本当に我々は彼らに託していいのか問われているのだ。

 国民はこの代表選挙に直接参加することはできない。しかし、我々は全く無力ではない。今回の選挙は議員だけでなく、国民に近い党員やサポーター票がある。議員も1,2年生も多くしがらみも少ない、自民党のように派閥で縛られにくいと聞く。国民の意思によって、票が大きく左右する可能性があるのだ。

 昨年、国民は自民党の古い政治体質にNOを突き付け、民主党に政権を与えた。それから1年、ヨチヨチ歩きのこの党を育てられるかどうかは国民の手にかかっている。

 現在、小沢、菅の両陣営は、まだ意思を固めていない議員や党員、サポータの票固めに必死に動き、国民の意思とは別の次元で選挙運度が繰り広げている。それではいけないのだ。国民がどちらを支持するのかが最も重要で、その国民の意思と選挙結果が同じにならなければならない。それには国民は政治に関心を強く持ち、代表選の2人にもっと熱く、そして声を大きく訴えることが大事だ。そうすれば優柔不断な民主党議員たちも国民の意思で動かすことができ、日本の代表の顔を選ぶことができるだろう。

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