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アサヒビール復刻版、昭和ルネッサンスもいいものだ。 [趣味・娯楽]

 昨日、スーパーのビール売り場で昔懐かしいデザインに遭遇した。
かつてのアサヒビールのラベルである。

asahi.jpg

 缶ビールであるが、そのデザインは昔のままで、よく見ると限定復刻版と書いてある。思い起こせば、このビールは、80年代にスーパードライが発売されてから、ほとんどお目にかかったことはない。昭和を代表するビールであったが、当時、キリンのラガーに圧倒的な差をつけられ、たしかサッポロに次ぐ3番手のビールのイメージが強かった。
 しかし、アサヒビールはスーパードライの予想を超える大ヒットで、いまやキリンを凌ぐブランド力で、過去の低迷時代をすっかり払拭している。このラベルを見ると、とても感慨深い気分になる。

 さて、このビール、どんな味であったか・・・、
あの時はうまく感じた記憶がなかったが、もしかしたら、今はおいしく感じるかもしれない。そんな事をあれこれ思いながら、ロング缶を3本買い、家でさっそく冷蔵庫で冷やし試飲してみた。

 まず、ひとくちグイっと飲んでみると、・・・たしかに、・・・・こんな味だった。

一言でいえば、キレがあまり良くなく、やや薄めである。

よく言えば、淡くほろ苦い。

だが、2、3口飲むと、だんだん味わいがでてきた。

いわゆる昭和の味らしい、と納得できる。

 今は技術が発達してどんな味でもつくることができよう。
だが、ここには西欧からビールの醸造技術を取り寄せ、日本のビールを確立しようと悪戦苦闘してつくりあげた昭和初期の味が感じられる。時代とともに日本人の食文化や嗜好も移り変わり、ビールに求められる味も、淡くほろ苦いものから、濃くてキレのいいものに人気が集まった。そんな時代の変化にうまく乗りきれなかったかもしれないが、やはり我々の記憶の中には無くてはならない昭和のビールである。
 
 そんなことをあれこれ思いながら、この復刻版ビールをグイっと飲む。実に味わい深いものだ。

 最近の若者はビール離れをしているそうだが、このビールの味はどうであろう。彼らにとって、新鮮なビールのはずだ。平成も22年経ち、色々なものが、ややマンネリ状態になりかけている。もう一度、昭和ルネッサンスで、気分をリセットするのもいいのかもしれない。
 
 このビールはまさに昭和ルネッサンスで楽しい気分だ。

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