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高尾山の近く「多摩森林科学園」を散策。 [旅行・散策]

  中央線高尾駅北口から、緩やかな坂道を上って約10分、「多摩森林科学園」がある。ここは、サクラの保存林が有名で、江戸時代から伝わる伝統的栽培品種や各地の名木などのクローンが約600ライン収集され、総数1500本のサクラが植栽されている。2月下旬から5月上旬にかけて順次観賞できるそうだ。

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  多摩森林科学園入口

 入園すると正面に森の科学館があり、そこを右に曲がると、森林の中に通じる散策路がある。ゴールデンウィークとあって、来園者数も多く、特に大自然の静けさの中で、おばさんたちの集団のにぎやかさと元気の良さが際立っていた。

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  木立の中の散策コース、森林浴で気分が最適だ。

 この時期のもう一つの楽しみは野の花観賞である。優雅なサクラの花も良いが、道端にポツンと咲く、小さな花も愛らしい。ここでは普段あまりお目にかかれない野の花にも遭遇できる。野の花ファンとしては非常に嬉しい。

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  野の花、キランソウ。万能な薬草でもある。

 森林の中を10分くらい歩くと、サクラ保存林のゾーンに出てくる。4月の終わりとあって、見頃のピークはやや過ぎたような感じもするが、まだまだ見応えはある。白色や薄ピンク色、桃色といった優しい彩りが、新緑の山に品よく溶け込んでいる。風が吹くと、花びらが舞い散り、その風景はちょっと感動的で、味わい深いものだ。

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 薄ピンク色と新緑のハーモニー。とても気品を感じる風景だ。

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  薄ピンクの多弁系のサクラ。おそらく「菊咲き」と呼ばれる品種であろう。

  園内の散策路は、いろいろなコースに程よく分けられており、様々な場所から景色を楽しめる。また、サクラ以外の樹木にも名札がついており、「これがブナ、クスノキ」と、あらためて名前と樹木を再認識することができ、何か自然を少し知ったような気分にさせられる。

  この森林科学園は2時間もあればゆっくり楽しむことができる。自然と散歩の好きな人にはお勧めのスポットである。


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