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地震が頻発しすぎる。万一の備えは大丈夫か。 [社会・生活]

  最近、首都圏を直撃する大地震、大津波、そして災害被害を予測した報道が目につく。東日本大震災以降、日本全体が揺れっぱなし、いつ大地震が発生してもおかしくない状況である。

  その災害シミュレーションは、関東大震災をモデルとした、房総半島から海底につらなる相模トラフを震源とするもの。それから、南海トラフが引き起こす、東海大地震、東南海大地震、それに南海大地震、いずれもマグネチュード8~9の超巨大地震を想定している。自分が生きている間、絶対起きてほしくないと願っていたが、もう秒読み段階に入っているようだ。先の東日本大震災では、大自然の前で人間がいかに無力であるか、また、運命も天に任せるしかないと、自力の限界も悟ったものだ。しかし、その一方で、万一の備えで、多大な被害をいかに食い止めることができるか、その可能性も痛切に感じた。

  万一の備えといっても、国家や自治体などの行政から個人のレベルまで、色々ある。まず、行政について考えると、やはり第一は原発対策。 2度と福島の不幸を繰り返えさないよう安全の見直しを徹底してもらいたい。それから、水、ガス、電気、交通網などのインフラの整備、寸断されることを前提にした備えが必要。また、倒壊しそうな古いビルや電柱、あるいは落下しそうなもの等、チェックして危険リスクを排除することも重要だ。そして、災害時の支援体制も、複雑な都市の中では難しい。帰宅難民や避難所の問題、医療や食料配給の支援体制など、様々な対応や備えが必要であり、一つ一つ、しっかりと対策を練らなければならない。気の遠くなる話だが、待った無しの問題である。これらについて、行政はすぐに実行してほしい。

  次に個人レベルであるが、まず、第一は避難対策。家や職場など普段生活している場所で起きた場合、どこに逃げるか、どこが安全なのか、きちんと把握できているか。 第二として、家の中では、家具の転倒や落下物の防止対策、電気のタコ足状態なども火災の原因になるため要注意だ。 それから、日頃から、飲料水や食糧、医薬品などの備蓄も怠らないように気をつけなければならない。少なくとも1週間分はもたせたい。 そして、最も大切なことは、近隣の人とのつきあい。万一の場合の安全確認や助け合いは、近くにいる人たちでなければできない。そのためには、となり近所の人の顔や名前が分からないでは話にならない。人とのつながりが最終的には一番重要になる。

  いつ起こるかわからない大災害。緊張感を持続することは難しいが、やはり定期的にチェック、訓練が必要だ。そんな日頃からの心構えがあってこそ、「万一の備え」と言えよう。
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