茂木健一郎「ひらめきの導火線」を読んで。 [哲学 思想 名言]
たまたま、本屋の書棚で茂木健一郎の「ひらめきの導火線」という本が目に止まり、購入して読んでみた。
最近、啓蒙本が多い中、人間の脳の特質と精神論をつなぐ、科学者茂木ならではの面白い視点で展開される本である。
その中で、「ほのかに灯った火を、見逃さないこと。小さなともしびへの気づき。その積み重ねが導火線となり、やがては大きな炎にたどり着く。」とある。
たった小さな思いつき、ひらめきも、大切にして、それを辛抱強く続けること、それがやがて大きな仕事や大事業に結びつきくといった喩えであろう。それを炎に見立てたのはうまい表現で、イメージも湧きやすい。
自分もちょっとしたキッカケでこのブログを書き始めた。もう約2年経つ。特にアクセス数を増やそうと特別な努力もしていないし、書いている内容も地味なものばかり。それでも最近は1日約200~300件アクセスがあり、今日で累積アクセス数が100,000件を越すことができた。まあ、人気ブログと比較すれば桁違いに少ないペースかもしれないが、私としては、この数字に驚いている。
このブログが自分にとって大きな炎になるかどうかは考えていない。ただ、自分の中では、その存在が少しづつ大きくなっている。時折、書くことも辛くなる事もあるが、なるべく習慣化しなければと懸命に続けている。ジャンルは今日の政治から自分の趣味まで、何でもありの雑記帳である。
それでも自分の考え方や生き方を、誰かが共感してくれれば非常にありがたい。そんな想いでまだまだ続け、導火線に火を灯し続けるつもりだ。
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