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浅草寺初詣。スカイツリーがよく観える。 [旅行・散策]

 2011年も3日目。この正月、西日本は寒気で大荒れの天候であるが、関東(神奈川県)は今日も青空に恵まれ、穏やかな年明けとなった。

 昨日2日は浅草寺に初詣に行った。ここにしたのは理由がある。スカイツリーがよく観えるからだ。来年2月の完成であるが、着々と高さを増していく工事中の姿も魅力的である。昭和34年に完成した東京タワーは、活力に溢れていた昭和の象徴である。閉塞感が漂う現在、このスカイツリーに、その想いを重ね合わせ、平成の希望の象徴にと願う人達も多いことだろう。

スカイツリーと五重塔.jpg

浅草寺五重塔とスカイツリー。江戸時代はこの五重塔が一番高かったかもしれない。

 さて、浅草寺に着いたのが午前十時くらいで、少し早かったせいか、まだいつものような混雑はない。本堂までの道のりは、足を止めることなく進んでしまった。相変わらず、浅草は国際観光都市らしく、周囲を見渡すと外国人も多い。やはり、中国語がよく聞こえる。

 しかし、そんな外国人もこの伝統的行事にスッポリはまり、日本の中に溶け込んでいるように観える。話によると海外の日本正月初詣ツアーは、年々人気が上がっているそうだ。おせちや雑煮を食べることもワクワク体験で、こちらもすごい人気らしい。日本文化を楽しんでもらえることは嬉しいものだ。

 さて、浅草寺であるが、今年は本堂の屋根瓦も葺き替えされ、久しぶりに完全な姿が御目見えされた。たしか、屋根瓦はチタンで軽量化され、地震に対する心配を軽減したと聞いている。チタン瓦も本物と同じように観えるよう、単調なグレーの色調を微妙に変化させるなど色々工夫が施されているらしい。その甲斐もあって殆ど気づかないくらい、伝統的な建物に馴染んでいる。日本の技術は大したものだ。

 浅草のもう一つの楽しみは、参道にある仲見世だ。特に正月は江戸の雰囲気を色濃く醸しだし、格別な空間になる。毎回楽しみにしているのが、寺の近くにある羽子板の店である。昔ながらの歌舞伎調の羽子板に混じり合い、その年の顔を表した新羽子板がある。今年は、白鴎、龍馬伝、坂の上の雲、マイケルジャクソン、ゲゲゲの女房、そしてサザエさん65周年というのもあった。実にユーモラスなデザインで、周囲の羽子板と馴染んでいる。上の方を観ると、美川健一さん御買い上げというのが目についた。さすがに値段の高い羽子板に札が付いている。まあ、芸能人は金持ちだ。

羽子板.jpg

店内は羽子板でギッシリである。新旧の羽子板が面白い。

 そして、本堂で参拝したあとは、いつものように花やしきの方に進む。その通りには、大江戸屋外ステージがあり、正月には1時間毎に10分程度の時代劇をやる。今年は石川五右衛門が出てきて、忍者と巻物を奪い合うという設定で、コメディータッチの寸劇をやっていた。いまひとつの劇ではあるが、通りがかりの人たちを喜ばすには十分である。そんなことで、昨年に続き観に来てしまった。たぶん、来年も観るような気がする。

 大江戸ステージ.jpg

 花やしき大江戸野外ステージ、石川五右衛門と忍者の寸劇、お正月らしい雰囲気だ。

 今年はどんな年になるのか、これからの努力にかかっているのだろうが、日本の正月を観る限り、平和である。色々な問題を抱え、真剣に取り組んでいかねばならないが、物事に対して悲観的にばかり考えず、穏やかに、そして楽観的に取り組んでいくことも大事であろう。

 スカイツリーも完成に向かってフィニッシュである。新しい年はこのスカイツリーと伴に元気に上に向かって伸びていきたいものだ。


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