SSブログ

日本の医療費増大、医薬品が高すぎるのでは。 [医療・厚生・食品]

 高齢者社会を迎えるにあたり、日本の社会保障費は増加の一途を辿っている。中でも年金と医療費の増大は著しく、消費税増税止む無しの意見も多い。年金については、消えた年金問題から年金制度改革、年金の一元化など、ようやく議論が動き出し、今まで見えなかった問題点も少しずつ明らかになってきた。それに比べると医療費について異議を唱えるものは少ないような気がする。

 とにかく、いつも思うのであるが、日本の医薬品は高すぎる。たとえば、市販のカゼ薬にしても高い。どう考えても、商品の特許や開発費は償却済であろうし、特別に高価な希少成分が入っているようでもない。しかも、売れ筋商品であるから多量生産している。これはジェネリック薬品(後発医薬品)に類するものと思えるのだが、それにしては値段が高い。(ジェネリック薬品とは、特許切れの薬品で、新薬と比べると2~8割くらい安いと言われている。アメリカやドイツでは約60%程度、使用しているのに対して、日本は16%程度しか普及していないようだ。)

  しかし、商品を良く見ると「新ルルゴールド」やベンザエースAなど「新」や「A」の文字が入り、既存の薬からさらに新しく進化したイメージになっている。もしかしたら、ちょっと何かの成分を配合させ、「新薬」に衣替えさせて、高く売っているのではないだろうかと推測してしまう。医薬品メーカーも企業である以上、儲けなければならないが、薬は人を助けるものである。利益主義のみに走らないことを願う。

 もう一つ、医療費が高い原因に、医者が処方の仕方にあると思う。つい先日、カゼで病院にかかったが、最初に行った病院では錠剤1日3回、6錠/回もらい飲みつづけたが良くならず、1週間後、別の病院(評判の非常に良い医者)へ行ったら、錠剤1日2回、3錠/回、最初の半分以下の薬が処方された。結局、2、3日で回復し、薬代も半額で済んだ。これは、私個人の1事例であるけど、あらゆる病院で同じような事が起きているような気がする。

 考えたくないが、実際は安い薬で十分な患者も、わざわざ高い薬を処方して、お金がかかるようにする。今の日本には、そんな仕組みが出来上がっているのではないだろうか。具体的には良く分からないが、医者だけの問題でなく、医薬業界、厚生労働省と絡んだ制度的な欠陥にあるように思えてならない。長妻大臣も、是非この問題にメスを入れてもらいたいものだ。

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:ニュース

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

Facebook コメント