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日本の政治は、原発と復興の一色。それだけでは元気がなくなる。 [政治・政局]

 いまの日本は、原発問題と被災地の復興の一色に染まっている。ニュースの7割はそれらの報道が占めている。大震災から2カ月。そろそろ日本全体を見渡す視点が必要だ。

 それまで騒がれていた年金、景気対策、普天間基地、その他外交などの問題は何処へ行ったのか。百年に一度の大災害が優先され、それらすべて置き去り状態では、日本人全体の生活、産業が犠牲になり、国家の活力が停滞化する。

 バブル崩壊以降、失われた20年が過ぎ、さらにこの不名誉な記録は更新され続けている。中国、韓国をはじめ新興国の追い上げは凄まじく、ハイテク家電製品や自動車産業なども、すでに日本のお家芸と言う時代は過去のものだ。この大震災でもたもたしていると次々逆転されてしまう可能性すらある。そんな中で、日本はどのように活路を見出すのか。手遅れにならないよう真剣に取り組まなければならない。

 そう考えると、いまの日本の政治は、2つの内閣機能が必要と思う。1つは東日本・原発復興内閣、そして日本全体の政治を行う本来の内閣。それには党派を超えた国会議員が参加しなければ、とても人材が足りない。以前にもブログで書いたが、オールジャパンで立ち向かうことが一番望ましい。そのためには菅総理と少なくとも谷垣総裁が党益を超えて、日本の利益のために手を取り合うこと必要だ。

 しかし、何度かそうした機会も、結局すべて党益が絡み合い、実現できなかった。非常に残念である。いまは政党の旗色はどちらでもいい。一歩でもいいから前進することが重要である。

 はっきり言って、民主党、自民党、みんなの党、それに公明党、大きく見ればどれも似たり寄ったり。そもそも民主党と自民党の差は、国家で言えばフランスとイギリスの差ぐらいで、アメリカと中国やイランの差ではない。何でもすべて、いちいち敵対し、いがみ合うことはない。根底は一緒なのだから。そんなことで浪費する時間とカネがあまりにも無駄である。

 また、自民党が内閣不信任案を出すと言っているが、また、政治の混乱をつくるだけである。いつまで続けるのか、もういい加減にしてほしいものだ。


タグ:原発 復興
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