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対韓輸出規制、これまでとは次元が違う展開になりそうだ。 [外交・防衛・海外]

日本と韓国が不毛な争いをしている。今回は日本が対韓国に対する姿勢を180度とは言わないまでも90度以上変えたことで、これまでとは全く違う次元の争いになった。しかし、韓国政府やメディアの論調を聞く限り、相変わらず国民や国際社会に反日姿勢を変えていない。とにかく、日本の怒りを全く気にすることなく、自分たちの被害意識が大きい。交渉するにもスタートラインがまだまだ先にあるようだ。だが、日本の押したボタンは着実に実行モードで進んでおり、このままいけば経済戦争の域にはいってしまう。国と国の乗り越えなくてはならない試練といえばそれまでであるが、お互いの国益を考えればダメージが大きい。

韓国も日本もいま席巻している技術や企業力も絶対的なものではない。代替えが効かないと思っていても、意外とそうでもないように思える。特に半導体をはじめITの世界ではものすごい勢いで技術革新が行われ、欧米や中国、あるいは発展途上とされている国でさえ凌ぎを削る競争を行っている。世界NO1、2といってもオセロゲームのように一瞬にして色が変わることだってあり得そうだ。また、日本も長年培ってきた技術といえども、今度の敵はAIである。経験工学をもろともせず踏み倒す力がある。ここも隙があればあっという間に埋められてしまう可能性もある。ともあれ両国の企業が、ここまで苦労と努力を重ね、今日の基盤を築き上げたのに、それを駆け引きの道具にしなければならない状況にしたのは、政治の愚かさである。政治は国の面子ではなく、実の利益の上に立つべきである。

恐らく、国民レベルでは、こうした話はウンザリで、もう聞きたくないというのが本音であろう。どちらが正しく、どちらが善か、それで判断していけば永遠に決着はない。そんなことを追及しているうちに、どちらも間違っており、どちらも醜く悪であることをお互いが証明し合い、そうしているうちに国際社会で笑いものにされるのが落ちだ。

 まずは、お互い寛容になり、中庸の精神で努力しなければこの問題の解決は難しい。その前提として、お互いの信頼信用、約束を守ること、それを確認してからスタートを切ることが大事だろう。まずはその第一歩の努力からはじめなければならない。ただ現実は厳しそうだ。


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