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日本、韓国の歴史問題を考える [外交・防衛・海外]

日本の歴史認識、この問題に対する韓国の言動や行動が益々激しくなっている。

特に従軍慰安婦問題は尋常ではない。ソウルの日本大使館前に慰安婦像を設置しただけでなく、アメリカ各地で慰安像や石碑の設置計画が進められている。反省を促しているのか、あるいは嫌がらせなのか、しかし、一番恥をさらされているのは当の慰安婦本人だと思うのだが・・・。「思いやりのない反日宣伝活動」としか観えない。

韓国政府自ら、現代の韓国は世界有数の売春大国であることを認めているし、他国と比較しても性犯罪は極めて高く、大きな社会問題になっているのは海外でも知られた話だ。元慰安婦は女性としての尊厳を傷つけられたとしているが、現代の売春婦(昔ならば慰安婦、性奴隷?)ならば問題ないのか。きちっと報酬で解決しているから良いのか。そんな問題ではない、女性の尊厳とは。日本人にはそのギャップが理解できない。

今日の日本人は過去の歴史をほぼ直視しているし、決して愚かな行為を繰り返してはいけないと心に刻み込んでいる。また、被害を与えた国々にはこれまで多額の賠償(外務省HPに記載)をしている。また、日本は戦争の加害国でもあるが、原爆や大空襲で国内は壊滅し、また戦地に赴いた殆どの若者は戦闘や餓えなどで命を落としている。すべてが倍返しになり、その地獄のような苦しみを他のどこの国よりも経験している。

加害国の悲劇は罰として当たり前と言われても、真摯に受け入れるしかない。だが、すべて日本が悪く、最も憎むべき国、東日本大震災の時には、インターネット上で「喜び」や「お祝い」の書き込みがあるなど、そういう風潮が現在の韓国の中に蔓延しているのは非常に嘆かわしいことだ。

しかし、日本が大陸に進出しなければ韓国はハッピーだったのか。必ずしもそうではないと思う。当時の状況からすればロシア帝国が極東全体の領地を奪取し、現在の韓国はあったかどうか想像できない。さらなる悲劇とて十分考えられる。

過去の歴史について、韓国は一方的な被害者であり、すべて日本の悪意で進められたという論理が正しい認識かどうか、そこを疑い検証する必要もある。大体、どこの国も政治は胡散臭いところがあり、こうした経緯に至るには何かしらの問題があるものだ。

仮に、当時の韓国に強力な軍事力があったならばどうのような行動をとったか。おそらく日本と同じ道を辿ったのに違いない。そこは似た者同士で、韓国軍の従軍慰安婦や日本への侵略とて十分考えられる。結局AがBに、同じ状況が逆転しただけかもしれない。気質の激しさは日本人以上であるから、恐ろしさも半端ではないと想像してしまう。

こうして考えると、19世紀後半、日本が一歩先に先進国になっただけの差。結局、両国とも当時の植民地時代に巻き込まれた被害国であり、当時の弱肉強食の時代に戦くしか術(すべ)がなかったのも事実だ。「勝つか負けるか、生きるか死ぬか」で世の中は動いており、現在のような民主主義的な思考で物事を進められなかった時代の悲劇といえよう。

そうしたことも、歴史問題を考える大きな背景であり、お互いその上で理解していかなければならない。歴史の問題は政治的利害関係や一般人の感情が入れば解決は難しい。2国だけでなく、欧米など第3国の学者が入り、学術的に進めていくことが、最も公平で適正な判断ができるだろう。そうした結果を踏まえて、教科書に反映していけばよいのではないか。

ただ、お互い不利な事実ばかり出て来て、きっと歴史から目を反らしたくなるだろう。それも歴史問題の解決の一つかもしれない。


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