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この夏、ほぼ原発ゼロで乗り切れた。電力不足は大ウソ。 [環境・自然]

  この強烈な猛暑を、ほぼ原発ゼロ(大飯原発稼働のみ)状態で乗り切った。資源の高騰もなく、エネルギー問題による企業のダメージも聞こえてこない。結論として、原発なしで日本はつぶれないことが証明された。

   不思議なのは、なぜ原発なしで、電力が間に合ったのか。これまで政府や電力会社は、現存の火力発電で十分な電力を賄えられないと繰り返していたのに、どうして足りたのか。太陽光や風力発電の建設も進んでいるが、それを補うレベルでは到底ない。実は、日本にはエネルギーが有り余っていて、原発開発を推進するため、電力不足という大ウソを言い続けていたのではないか。

   実際この夏、節電で昨年ほどの本気さは無かったように感じる。どこの店や施設に入っても冷房はよく効いているし、照明が暗かったという記憶はあまりない。まだまだ過剰電気の使用もあり、決して節電努力で乗り切ったのではないと思う。 ただ、このまま火力発電主体に進めていくことは、CO2排出や資源の枯渇の問題などで、国民は決して望んでいない。だから、早く自然エネルギー等の再生可能エネルギーへの転換を図るべきだ。

   今回、日本は世界に先駆けて、それを実行するチャンスが訪れている。しかも、国民の9割が原発ゼロという大きな支持を得ている。一部の業界団体等が経済リスクを理由に拒んでいるが、福島原発の事故を起こした我々世代は、「安全で安心できる国」へ、次の世代の橋渡しをする義務がある。だから、早い時期に「原発ゼロ」の時代へ転換できる政策を実施していくべきだ。

   政治家たちは次の選挙での勢力争いばかりに関心が移っているが、今度は原発問題をテーマに取り上げ、政治家の意思、信念を問う必要がある。これが今の日本で決めなければならない最も重要な課題であり、それなしの復興などありえない。もう「原発ゼロ」は国民の意思であるから、それを反映させる政治をするべきだろう。


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