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「体操は才能でなく努力」内村航平のことば [スポーツ]

  個人総合で金メダル、28年ぶりの快挙。よくやった内村選手!

  正直なところ、団体戦の失敗から立ち直ることができないと思っていた。だが、彼の執念はそんな軟なものではなく、遥か上を目指していたのだ。すべての種目を15点以上の高得点をマーク、終わってみれば、やはり世界のウチムラであった。

  体操の究極は、難しい技を軽やかに、そして美しく観せること。計算されたひとつひとつの動きを、連続してピタリと決めなければ、あのような美しく絶妙な演技はできない。ちょっとした体の不具合や集中力の途切れは致命的である。いつも安定した実力を発揮している彼でさえ、オリンピックの魔物は襲ってくる。予期せぬ団体戦の不調は、彼の心を乱したに違いない。しかし、個人総合では、それを切り替え、彼本来の演技を取り戻した。内村航平、只者ではない。

  金メダルをもらった後のインタビューで、彼が語った言葉が印象的であった。「体操は才能ではありません。体操は努力です。努力以外の何物でもありません。」

  もちろん、彼が努力だけでここまで来たのではない。もちろん並外れた才能もあった。けれど彼の頭の中は常に努力の積み重ねしかなかったのだろう。外見はやんちゃな若者だが、やはり一本芯が通っている。

  金メダルを獲っても、まだ自分の体操の理想の終着点ではないという。年はまだ若い。思う存分に理想を追及し、「ウチムラの体操」で世界中の人々を魅了させてほしい。そして、次の世代の子供たちにも大いに触発させてほしい。


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