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これからもラーメンの深化が楽しみだ。 [趣味・娯楽]

 日本のラーメンは世界に誇れる食文化である。そう言っても過言ではない。

 一杯のどんぶりの中に様々なラーメンワールドがある。麺ひとつ取り上げても、あまりに奥が深く、簡単には語れない。いまや超人気ラーメン店は、フレンチ系レストランと肩を並べるくらいのステイタスを持っている。一緒に並べないでくれと言われるかもしれないが、庶民にとっては、ラーメンの地位は高いのだ。

 ラーメン店の面白いところは1つのルールの中で競っている事だ。まず、材料が麺とスープと具の3種類。スープの味は大きく塩、醤油、味噌の3種類、具はお馴染みのチャーシュウ、そして野菜である。しかも価格は700~800円くらいで作ること。値段に上限がなければ、いくらでも客を引き付ける材料を使える。だが、ラーメンの世界ではコストパフォーマンスが重要なのだ。人気店の共通するところは美味くて、まず価格が高くない。やはり、それが最低条件であろう。

 自分の住んでいる神奈川県相模原市もラーメン激戦地区で、特にJR相模原駅付近には有名店も建ち並ぶ。ラーメンの好みは人それぞれであるが、私はどちらかというと、とんこつ系のこってりしたのが苦手である。だから、博多系、横浜系のラーメンは滅多に食べない。

 いつも行っている店は、「おやじ」と「青葉」。おやじは北海道(札幌?)系で、野菜がたっぷり、やや甘みを感じるマイルドなみそ味のラーメンである。味のバランスが比較的良いと思っている。それから、青葉はつけ麺の店だ。ここは東京中野に本店があり、全国ランキングでもトップランクの店と聞く。最近ではのれん分けで、青葉の名前を時折目にする。ここのつけ麺は、とにかく麺がうまい。やや酸味のあるスープと麺のコラボレーションが絶妙で、最後まで飽きないで食べられる。

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相模原の人気店 つけ麺の「青葉」と北海道らーめん「おやじ」。

その他にもお薦めのラーメン屋はあるが、なぜかこの店ばかり通っている。その青葉とラーメンおやじの店の向かい側に、「村田屋」があるが、ここは超有名店で、しかも夕方の6時以降しか開かない。一度、食べに行ったが、やはり何人も辛抱強く並んでいた。私にはちょっと濃くがありすぎて、何度も来たいという気にはなれなかったが、周りをみるとリピータらしき人が多い。しかも、ここは客の礼儀も正しく、食べ終わった後に、ごちそうさまと言って帰る人が多い。きっと何度も食べに来ている客なのだろう。

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超人気店村田屋、夕方6時にならないと開店しない。

 まあ、1000円以内で、満足できる食事は実にありがたい。ラーメン屋はレストランと違い、調理人の顔が良く見える。自分の目の前で精魂込めて作るラーメンは、またひと味ちがう。これもラーメンを楽しむ醍醐味で、作り手の「ワザ」と「思いとこだわり」が、さらに人々を惹きつける。

 いま、ラーメン屋を志す若者が多い。それはラーメン文化の未来に明るさがあることを示す。ラーメンでひと儲けするのもいいが、ラーメン文化をより深化させ、これから我々に至福の一杯を作り続けてほしい。


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