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小沢氏が倒閣をほのめかすと、自民党が急におとなしくなった。なぜ? [政治・政局]

 小沢元幹事長が倒閣の動きをみせたら、急に自民党が静かになった。

 それまで、菅首相の辞任を繰り返していたのに、内閣不信任案の現実味を帯びた途端にシュンとしてしまったようだ。結局は、自分たちが責任を持って、日本を立てなおそうという気概がないようだ。 おそらく、半年から1年は、政治の操縦が難しい。原発の処理は技術的にも政治的にも極めて困難で、リスクが高すぎる。それを背負ってまで、政権をとるのは利口ではない。そんな計算で動いているようにしか思えない。

 しかし、この状況を現政権に任せていいのか。いまはみんながNOを言っているのだから、野党第一党の自民党は政権をとるチャンスである。また、国民はダメとはいわないだろう。ただし、政権を取るならば、民主党以上の仕事はしてもらわなければならないし、現在、問題になっている情報の錯綜や政府の政治的混乱は、確実に無くすことが最低条件である。

 本当にできるのか。私は、正直なところ五十歩百歩で、あまり期待していない。

 今日はたちあがれ日本、新党日本も打倒菅内閣を打ち上げた。しかし、旗印の首相候補にだれの名前もあげていない。ただ、首相を引きずり落とすことだけを言っている。実に無責任な発言である。

 そんなひどい日本の政治を観かねてか、ソフトバンクの孫社長が私財を投じて、反原発を推進するための機関の設立するそうである。本来ならば、真っ先に政治家が提言すべきものであるが、全然そうした具体論は聞こえてこない。そんな思考停止状態の間にも、電力需要の危機である夏が刻々と近づき、原発作業は相変わらず難航している。また、不明者の確認作業や復興、復旧は大幅に遅れ、農産物や家畜、魚介類などにも放射能汚染が広がるなど、日本の深刻さは益々拡大するばかりだ。さらに、最近では健全な地域の経済活動も滞り始め、日本全体の経済力が大幅に低下しつつある。人間で言えば、心筋梗塞を起こしそうな状況である。

 それでも、まだ民主党、自民党などは、政権ごっこをやりつづけたいのか。

 ここは、与党、野党の若手が反旗を翻し、新たな動きを起こすべきだ。平和な時ばかりに、新党を立ち上げるのではなく、こうした国家危機の時こそ、旗を立てるべきであろう。できれば若くて元気のいい人が立ち上がり、将来の夢とビジョンを語り、国民を勇気づけてもらいたい。過去の歴史ではそういう人物が登場している。いまはそれを期待する。


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