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計画停電、節電ばかりでなく、はやく将来の電力供給(発電)ビジョンを示せ。 [産業・企業]

 これから先、日本の電力はどうなるのか。みんな不安に思っている。

 福島原発の事故により、東京電力の電力供給力は大幅にダウン。この電力を補うことは事実上不可能である。その対応策が節電。これを計画的な停電で対処しようとしているのが現状だ。しばらくの間はそれでいい。しかし、それがいつまで続くのか、みんなイライラしている。

 現在、計画停電の影響で、首都圏の交通機関は相変わらず混乱が続いている。当初から比べれば、今はだいぶスムーズになってきたものの、またいつ電車が止まるのかと思うと、毎日の出勤、通学に不安が募る。交通機関だけでも別系統の電力を使ってもらいたいものだ。

 しかし、気が付けば、我々の生活はすべてと言っていいほど電気に依存している。突然、それが使えないと言われても困惑するばかりである。日々の生活が全く成り立たない。

 だが、残念ながら現実を受け止めざるを得ない。限られた電力を大事に使うしか選択肢はないのだ。ゆえに、みんなで節電に協力し、混乱を最小限に抑える事が最善なのである。

 そんな状況の中、東京電力あるいは政府は、節電や停電の事ばかり言っている時期をもう過ぎている。半年先、1年先、あるいは10年先の電力供給計画を早く示さなければならない。みんな生活がかかっている。我慢するにも将来の安心がなければ続けることはできない。

 その電力の供給計画、どうしたらよいのだろうか。事実上原子力には頼れない。だからと言って、火力、水力も環境面から簡単に推進できない。そうなると次は、太陽光発電、蓄電池を組み合わせたスマートグリット計画があげられる。だが、太陽光発電は原子力と比べて発電力が低く、すぐに福島原発の穴埋めを出来るとは思えない。

 したがって、様々な工夫が必要となる。たとえば、西日本と東日本の電力の変換を大きくし、日本全体で大量の電力を融通できるシステムにするとか、建物や設備機器も更なる省エネルギー技術の推進も必要になるだろう。ある意味で、世界に先駆けて新しいエネルギーシステムを構築できるチャンスでもある。それに果敢に取り組んでいかなけらば日本の再興はできない。

 ならば一刻も早く、そのビジョンを示してほしい。政府は原発事故の対処で頭がいっぱいかもしれないが、国民はみんなイライラしている。いまこそ、政治家の本領が試されるときだ。もう政党間で足を引っ張り合う時間的余裕はない。日本人として、この問題に真剣に、そして全力で取り組んでもらいたい。とにかく、そう切望する。


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