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国家危機に逃げる自民党。責任転嫁されることがそんなに怖いのか。 [政治・政局]

 東北関東大震災は原発事故まで引き起こし、日本は戦後最大の窮地に追い込まれている。この危機は、すべての人たちが力を合わせて打開していくしかない。

 福島原発では高放射能の中、今も命がけで作業が続いている。さらに大勢の民間技術者が現地に向かい、最悪の事態を回避すべく努力している。また、自衛隊、消防をはじめ様々な人達も再災害の危険があるにもかかわらず、人命救助、災害復旧にあたっている。いずれも、自分の命よりも人助けを優先、使命として頑張っている。

 しかし、こうした国家の危機的状況の中でも、自分のことしか考えない種族がいる。

 自民党である。

 現政権をボロクソ政権と批判し続けた自民党。いまは与党も野党もない。すべて日本人としてこの難局を乗り越えていかなければならない時である。

 そもそも現在ある福島原発は、かつて自民党が推し進めてきた原子力政策の賜物だ。すべて自民党が悪いとは言わない。だが、自分たちが行った政治に、もっと責任と反省を持つべきであり、また、首相の対応が遅いと批判する前に、この非常なる原発事故で、率先して政府に適切なアドバイスをしていくべきだ。また、首相からの震災に対する危機管理内閣の要請にはすぐに応じなければならない。

 しかし、これまた、煮え切らない。谷垣総裁は、この要請には応じられないというのだ。

 本当は、自分たちが何もできない無能さを世間にさらすことへの恐れ、そして現政権の失敗の責任を転嫁されることへの恐れ、この2つ懸念からそう判断したのだろう。1分1秒を競い危機打開に向けなければならない時に、自分の政治生命を計算する姿は、呆れたものとしかいいようがない。

 正直、自民党に少し期待していたこともあって、とても許せない気持ちである。最大の危機に自ら体を張って立ち向かわない政党は、まったく役に立たないガラクタである。

 誰も経験したことの無い危機をどう乗り越えられるか、絵に描いたように上手くいくはずがない。可能性を賭けて実施しても、失敗に終わることは十分ありうる。後になればその時の不手際はわかるが、その時点では精一杯である。

 その失敗を後になって批判して政権をひっくり返そうなんて考えているなら、その党はもう解党すべきである。危機に対応できない批評政治集団はまったく必要ないからだ。

 もう民主党政権の目玉政策である子供手当、高速道路無料化などの政策はぶっ飛んだに等しい。民主党も自民党も、政策の差はこの震災で無くなり、逆にやるべき方向性は必然的に明確になった。

 そろそろ、国会もガラガラポンで、民主、自民の枠を超えた新しい政治体制が必要になるだろう。この苦境の時、各々の政治家が何をするのか、我々はそれをしっかり見定めことが大切である。本物かニセモノかを見極められるリトマス試験紙でもある。これからも復興に向けた厳しい日々が続く。次の選挙では議員の資質を評価し、しっかりした人物を国会に送らねばならない。日本の復興再起はそれにかかっている。


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コメント 1

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ごもっとも!!!!!!
by . (2011-03-26 02:12) 

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