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W杯日本代表チームの頑張りは、日本人の忘れかけていた意識を呼び覚ましてくれた。 [スポーツ]

 決勝トナーナメントのパラグアイ戦は、ベスト8の夢こそは惜しくも破れたが、次ぎへの夢に繋がる貴重な手応えをある試合であった。帰国後のインタビューでも選手から、今後への収穫を感じさせる話が多く、戦いへの自信、仲間との信頼感と結束力、勝敗だけでなく充実した時間を過ごしたことが伺える。まずは、日本中に感動を与えた選手一同および岡田監督に労いと感謝の意を伝えたい。

 今回、代表チームは至難のスタートだった。ワールドカップ開催前に4戦連敗から始まり、メディアをはじめ、ツイッターやインターネット上でも酷評、中傷が渦巻いた。そんな中で、選手達は精神的にも決して穏やかな状態を保つ事は難しかったろう。本田選手が、応援してくれた人にも、批判してくれた人にも感謝したいと語っていたが、相当な葛藤があったと想像できる。
 
 選手達は決してベスト16は満足できない結果と思うが、日本中の国民は一歩一歩階段を上っていく、その姿に満足感を覚えているのではないだろうか。体の大きさ、体力、スピード、技、どれをとっても南米や欧州の強豪チームと比べ、日本チームは見劣りするのは仕方が無い。しかし、勝敗はそれだけでない。強い精神力、不利な条件を有利にする力、そして運、日本チームにそんな力が見えてきたような気がする。
 
 海外のメディアには、日本の意外な活躍に、武士道を重ね合わせるところが少なくない。どことなく、他チームとは空気が違ったのだろうか。岡田監督も日本人の魂をもって戦ったと言っていたから、やはりサムライの精神を意識していたのかもしれない。新人類と言われ続けている若者達が日の丸を掲げ、日本という国に誇りを持って応援している。そんな姿を見て、日本の将来はまだまだ大丈夫と安堵の気持ちが漂う。

 2010年はNHKで「坂の上の雲」、「龍馬伝」が放映され、幕末、維新がちょっとしたブームになっている。烈強国の中、ヨチヨチ歩きの日本、この時代を駆け抜けた若者の姿は、今回のワールドカップで強豪相手に戦ってきた若者達とも重なる。

 現在の日本は政治も経済も閉塞気味である。これを突破できるのは、やはり若者なのか。夢と信念を持ち、失敗を恐れず、ひたむきに進むことが、良い結果につながる。そんなことを、このワールドカップで教えてくれたような気がする。
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