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財政計画に必要なのは、歳出のダイエットと借金スパイラルのストップ、それに国民の財布を緩めること。 [経済・財政]

 日本の国家予算を一言でいえば肥満だ。

 事業仕分けでダイエットを試みても、せいぜい、おやつを少し減らした程度で、贅沢な食事は殆ど変っていないと言っていい。問題はこれだけ贅沢を借金で支える財政になっていることだ。本当にどうなっているのか、家計を預かる主婦の感覚ではありえないことが、この国の財布で起こっている。財政規律ということばはあるが、今は国債を発行しても、景気を刺激するべきだという大臣や経済専門家もいる。何が正しいのか、わけがわからない。

 いま、日本には1400兆の貯蓄があるが、その殆どが65歳以上のお金だという。年金をもらって、さらに貯金している人も結構いるようだ。一方、若者や働き盛りの人はというと、就職難、派遣切り、リストラなど社会の荒波は高く、生活に苦しんでいる人達が多く、子どもいる家庭では経済的な苦しさに、さらに拍車がかかっている。どこか歪んだ社会構造だ。

 もういちど冷静に経済を見れば、今の日本、借金も多いが、貯蓄も多い。
65歳以上の人達が貯金の5%を使えば約70兆円が市場に回り、理屈の上では国債を1円も発行することなく、解決する。つまり100万円の貯蓄の内、5万円である。この程度ことで世の中上手くいくならば、政府が国民に協力を呼びかければいい。しかし、年金など、将来の不安があるかぎり、貯蓄を減らすことに抵抗があるだろう。つまり、政治を根本的に直さない限り、経済は上手く回らないのだ。

 来年度の予算では、国債発行額を約44兆円になったようであるが、結局、「約」という文字を加え、財政規律の上限をぼかした事で落ち着いたようだ。借金して、その金利をまた借金で返す構図は、滑稽としかいいようがない。デフレスパイラルを阻止するために、借金スパイラルをしていてはますます経済の悪循環が進む。

 国家戦略室の動向を見ているが、なかなか戦略の展望が見えてこない。そこで、私が勝手に考えてみた。

①財政ダイエット計画
  歳入と歳出を同じくらいにするよう、大胆な歳入カットをする。
  本年度、歳入(税収入)が40兆以下ならば、歳出は60兆以下にする。
  また、一般会計と特別会計をあわせて、予算をつくる。
②借金スパイラルのストップ計画
  国債は歳入の20%以下にする。
③財布の紐緩め計画
  65歳以上の人で100万円以上の買い物をした人は消費税をゼロにする。(1年間の期限付き)
  多少、税収が減っても、大きな景気対策になる。

 こんなことができれば、おそらく、日本の経済に活気が戻ってくると思うのだが、いかがであろうか。
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