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日本は高い環境目標を維持すべきである。 [環境・自然]

結局、COP15は不調に終わった。
終盤の首脳クラスで少しは進展も期待されたが、いわゆる先送りが決まった程度だ。

地球温暖化の深刻さは、皆共通認識していても、いざ、具体的な政策になると、利害が前面に出てくる。最大のCO2排出国のアメリカ、中国等の大国が経済を理由に後ずさりすれば、新興国や途上国は削減目標の枠組みに同意するはずもない。
この会議の中では、日本の突出した目標(90年度比25%削減)はバカみたいに見え、産業界も、他国の出方次第では、わが国の目標を引き下げるべきとの声も出ている状況だ。

「しかし、これはいかがなものだろうか。」

つまらぬ駆け引きに巻き込まれては、せっかく高めた日本の環境意識が、また、もとのレベルに戻ってしまう。今は世界の先頭に立つ覚悟で臨まなければならず、国、産業界、そして国民すべてがこの問題に真摯に取り組み、世界に先駆けて本当の環境立国を実現すべきである。

わが国には、電気自動車、太陽電池、燃料電池などハイテク分野から、自然素材を使った様々な伝統的技術など、幅広く、奥深い、すばらしい技術が山のようにある。それをさらに磨きをかけ、世界の人々に提供することが、人類に対する貢献であり、日本の進むべき道である。おそらく、どこの国よりも日本がダントツに進んでいることに自信を持つべきだ。

削減目標についても、日本は他国に真似のできないくらいの高い目標をあげ、自ら努力することが重要であり、達成できるかどうかは、その結果である。やってみなければわからない。
約束で、たとえ達成できなくても、それが世界最高水準であれば、どこの国も批判できないはずである。

とにかく自信をもって迷わず邁進すべきである。
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