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貧しくなった日本。でもアパートの住人もベンツ。 [社会・生活]

いまは不景気か。それとも好景気なのか。
どうもよくわからない。
連日のニュースでは、円安が続く中、ジワジワと物価上昇が進行し、庶民の生活に悪影響を及ぼしている状況が映し出されている。GDPでも世界3位から4位に転落し、さらに一人当たりの名目GDPでは、かつて日本の半分以下の韓国にも追い越される位置にきている。とにかく「貧しくなった日本」である。
 
その貧しい日本の今はどうか。その順位に準じて、貧しく、寂しくなったか。
しかし、自分の家の周りを見渡すと新車のくるまが多い。すぐ近くにある2階建てアパートの駐車場には白ベンツと黒ベンツ、それにトヨタのアルファードが駐車している。それらはそこの住人のものだ。
アパートに住むというのは、偏見かもしれないが、高所得者とは思えない。乗っているのは一見職人風の30代の若造である。ベンツやアルファードは少なくとも700万円以上はする。中古であれ、どのようにお金のやりくりをしているのか不思議でならない。でも、街中に車を走らせると、このクラスの車を多く目にする。やはり、景気がいいのだろうか。不安を感じている世の中に観えない。
 
それともう一つ、この数年、家の建て替えや外壁リフォームなどできれいになっている家が多い。町全体を見渡すと、新しい家と新しい車が目立つ。地域にもよるが、いま自分が住んでいる郊外の街中はそんな状況である。
外国人が受ける日本の印象に「街が清潔で、きれい」という声が多いようだが、新しいものばかり視界に入るからと思う。
 
新しいことは、良い事であるが、身の丈にあったお金の使い方をしているのであろうか。やはり、アパート住民のベンツはいかがなものか。それは個人の自由だというのが正論であると思うが、いささか疑念は感じる。
 
特にお金がないと言っている若い人たちのお金の使い方がどうなっているのか。
生まれた時から豊かな環境で育ち、スマホからクレジットで、なんでも買える世の中である。実在の世界と仮想の世界が分からなくなり、身を滅ぼさなければよいが。
日本の国も、膨大な借金を抱えている。まだGNP世界2位の時代から精神的に脱却できていないままだ。こちらも今の身の丈に合った使い方をしなければ、国を滅ぼしてしまいそうだ。
しっかりしてほしい。政治家の方々!!

タグ:景気
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