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住宅街でドローンを飛ばすな!! [社会・生活]

自宅でくつろいでいると、突然、外から「グオーン」という音が鳴り響いた。
何事かと思い、家の外に出て、その方向を見上げると、ドローンが住宅の屋根より高い位置にUFOのように浮上飛行しているではないか。ミニのドローンであるけど、音はかなりうるさい。
観ていると、電線の間をくぐり抜けながら、およそ30mくらいの高さまで上がっただろうか。
4,5分間程度、その位置で浮遊飛行し、そのまま下方へ着陸していった。
公園などの広場ならまだしも、こんな家が密集している住宅街でドローンに出会うとは驚きよりも、不気味さを感じる。もしも、カメラ搭載ならば住宅内の盗撮もできる。これは遊びでは済まされず、十分に犯罪の領域である。
操縦していたのは20代くらいの2人の若者で、多少は周囲に配慮しているようにも見えた。
おそらく、遊び感覚でドローンの性能を試していたのだろう。
 
ドローンについての法規制を調べてみると、100g以上のドローンは無人航空機として扱われ、航空法の適用対象になるが、100g未満のものは「模型航空機」に分類されため、対象外のようだ。この無人航空法では人口集中地区の上空、いわゆる住宅街などの上の飛行は禁止されているが、模型航空機の場合、この適用から外れるようだ。警察庁が所管する法律で、小型無人機等飛行禁止法という規制があるが、これは国会議事堂、内閣総理官邸の国の重要施設やや原子力事業所の周辺など、かなり限定されたもので、あまり一般的なものではない。
この手のドローンは民法で他人の所有地の上空に侵入してはいけない程度が適用される程度で、まだ法規制やルール等が整っていないのが現状のようだ。
 
しかし、年々ドローンの有効活用が叫ばれている。近い将来には鳥や虫と同じようにブンブン飛び回っているような光景を想像するとぞっとしてくる。我々にとって良い面をもたらす事もあるかもしれないが、まず、うっとっく、目障り、そして色々悪用にも使えそうな秀逸なマシーンである。ウクライナ戦争でもドローンが殺人兵器として使われているのも忘れてはならない。
 
未来のことはさておき、とにかく住宅内で無用にドローンを飛ばすのは、迷惑行為として絶対やめてもらいたいし、厳重に罰してもらいたい。でなければ、いまにもドローンによる迷惑や不快な行為が拡散していき、大きな社会問題に発展しそうな気がしてならない。

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