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藤井聡太棋士の「探究」に感銘。 [趣味・娯楽]

 先日、藤井聡太がまたしても快挙を成し遂げた。ヒューリック杯棋聖五番勝負で渡辺明棋聖に勝って通算3勝1敗し初タイトルを獲得。17歳11カ月は歴代最年少記録という。
私の将棋は遊び程度のレベルで、残念ながら彼らの本局を観て、何がどう凄いのか全然わからない。ただ、ベテラン棋士の誰もが彼の指し手に脱帽しており、すでにチャレンジャーというよりも本格的な強さを兼ね備えた青年棋士の誕生なのだろう。彼の魅力は将棋の強さだけでなく、少したれ目で人懐っこそうであり、また人見知りっぽく、ちょっとひ弱に見えるけどしっかり者、そのアンバランスさが妙に好感を持てる。
 もうひとつ、彼に感銘したのは五番勝負で勝利した後に掲げた色紙の言葉、「探究」である。ことばの意味は「物事の真の姿、あり方を探って見極めること」、彼の将棋は、まさにこの言葉に込められており、常にそれを実践しているのだろう。
 しかし、この言葉をじっくり考えてみると奥が深い。真の姿、物事の本質をつかむことは、ただ知識を蓄えるだけではだめで、あらゆる事象を様々なパターンでシミュレーションして、自分なりの判断を下す力をいう。おそらく、彼は将棋の駒、例えば飛車、角や金、銀、そして歩兵のすべての性質を知り尽くし、まだ誰も考えたことのない新たな力を発掘するべく、思考を極限の域で巡らせているのだろう。これは普通の人ではなかなかできることではない。
  
 わたしたちの暮らしは同じ繰り返しの日常で、マンネリ状態に陥ってしまいがちであるが、ほんのちょっと探究心をいれることで潤いのある生活ができるかもしれない。例えば料理の盛り付け1つ探求するのもいい。また、仕事で手帳の書き方をひと工夫探究することで、仕事の出来具合も大きく変わってくるかもしれない。さまざまな世界もまったく新しく感じる可能性があろう。自己啓発としては「探究」はすばらしい言葉だ。

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