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ウイルスとの共存ではなく、打ち勝つ気持ちが重要だ。 [社会・生活]

 山中教授が、日本人は欧米人に比べてコロナにかかりにくい、ファクターXがあると言っていた。たしかに、あの緩い自粛規制で医療崩壊もせず、奇跡的に第一波を食い止めて、まずは成功したかのように観えた。
しかしどうだろう。自粛解除後から数週間が経ち、日に日に拡大する感染者数。今日は東京で280人を超え過去最高。全国的にもあっという間に広がりを見せ、日本人がコロナに免疫力があるとは到底信じられなくなってきた。
このウイルスはほんとうにたちが悪い。まるでどういう人間を狙えば、自分たちが効率的に増殖できるかを知っているようで、その筋書き通りにことが運ばれているように思える。
 そんな危機的状況の中、政府はGO TOキャンペーンの実施に向けて政策を進め、着々とウイルスの思うつぼの世界にはまり込んでいく感じだ。この数週間、動けば必ず感染が拡大しているのは実証済みであるが、それに目をつぶり、非科学的な経済的な思考で進んでいる。だれもがやばいと思いながら、嵐の中の船出の気分である。
 ただ、このウイルスの弱点は人と接しないことである。感染にやばいと思った人が10日間、人となるべく接しないように、またうつさないように心がければ自然に消滅していく。それを日本中の誰もが気をつけ、実践すればこのウイルスは確実に克服できる。それは分かったことであるが、人間社会なかなか難しい。常に人は様々なことは他人事であり、当事者意識が非常に足りない。まさに国や自治体任せでなく、自分たちが主体にならねばならないのだ。
 この国はプライバシーだ、自由の権利だといって、それぞれ個人を甘やかしすぎている。それらの権利を主張するのなら、それと同様の責任も負わなければならない。もしできないのならば、特例でもいいから、罰則を科すことも民主主義にあってしかるべきではないか。このウイルスは戦争と同じで、自分たちが滅ぼされるかもしれないという危機感をもっと強く、ひとり一人が思い抱くことが大事であろう。

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