中島みゆき「時代」 不思議な力を持った曲だ。 [趣味・娯楽]
ラジオでひさびさに中島みゆきの「時代」が流れているのを聴いた。
もう40年前の曲だが、メロディーや歌詞は古めかしくなく、いまの時代にもピッタリ合う。最近、この曲は卒業式などにも歌われ、東日本大震災で被災された方からも多くのリクエストが寄せられるという。明日への希望を与える不思議な力を持っている。
しかし、当時20歳そこそこの女の子がなぜ、このような人生を達観したような詩を書けたのか。そんな時代もあったね。あんな時代もあったね。と聴くと自分のいままでの人生が頭の中でぐるぐる回わる。まさに、まわるまわる。時代はまわる。まさに歌のとおりに心の景色が広がってくる。
では、その歌詞の一節目を紹介する。
「時 代」 歌・詩・曲 中島みゆき
今はこんなに悲しくて涙もかれ果てて
もう2度と笑顔にはなれそうもないけれど
そんな時代もあったねと、いつか話せる日がくるわ
あんな時代もあったねと、きっと笑って話せるわ
だから今日はくよくよしないで、今日の風に吹かれましょう
まわるまわるよ 時代はまわる、喜び悲しみ繰り返し
今日は別れた恋人たちも、生まれ変わって めぐりあうよ
20代に聴いた時、ピンとこなかった歌詞も、人生をいろいろ経験した50代半ばで聴くと、ひとことひと言が心に染み入り染入り、どこか慰められ、そして明日に向かって元気づけられる。あまり気にしていなかったが、改めてこの曲に出会い、心を揺さぶられてしまった。
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