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ゲーセンにシニア仕様、とんでもない話だ! [社会・生活]

 今日の朝日新聞夕刊一面に「ゲーセン(ゲームセンター)にシニア仕様、畳敷きベンチ、老眼鏡も準備」の記事が記載されていた。

 ひと言、「何を考えているんだ!」。年金で生活している高齢者のやることではない。

 厚生年金や国民年金などの公的年金制度は、現役世代が払った保険料で、年金受給者の給付を支える仕組みである。したがって、この不況の中、若い現役世代は、お年寄りの年金のために、苦しい生活費の中から保険料を払っている。

 しかし、そんな犠牲を払ってつくられた年金が、こんなゲーセンで消費されていると思ったら、とても保険料を支払う気になれない。楽しんでいるのは、ほんの一部だけと言えども許す気にはなれない。

 専門家のコメント欄には、老人クラブが衰退するなか、ゲームセンターがその替わりになっており、最近はお年寄りも趣味が多様でゲーム好きな人も多く、家に閉じこもっているより、健康に良いと言う。まるで、高齢者のゲーセンを認め、かつ勧めているようにさえ読み取れる。何なんだ!怒り心頭である。

 業者も利益を上げるために、暇で金の使い方を知らない高齢者を狙いはじめたのは予想がつく。特に毎月入ってくる年金を吸い上げようという魂胆が見え見えだ。

 国家破綻する危機がせまる日本で、こんなビジネスが流行り始めているとは、実に嘆かわしい。それに対して、政治のつまらない事でも手厳しい朝日新聞に、批判的なコメントはない。どのような思考軸で記事を書いているのか、私は疑ってしまう。日本を代表するマスメディアとしては情けない。

 メディアが怒らないならば、国民が大いに怒るべきだ。はっきり言って、ゲーセンは無駄使いだ。

 もし、高齢者も金に余裕があるならば、東北の被災者や現役世代に還元させることも考えていい。寄付や基金に廻して、社会貢献することも是非やってもらいたい。いまの日本には高齢者のそうした力も必要なのだ。


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