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与謝野さんのヘッドハンティング、企業、スポーツの世界では当たり前だ。 [経済・財政]

 菅首相の第2次改造内閣が発足した。小幅ながら、政策課題に向けて手堅い布陣を敷いた人事である。目玉はやはり経済財政大臣の与謝野さん、社会保障制度と税制を担当する。藤井裕久元財務大臣の官房副長官というのも面白い。

 私は個人的に良い内閣だと思っている。野党からは「たらい回し内閣」「リサイクルにもならない廃材内閣」などボロクソの評価がでている。しかし、自民党の谷垣総裁、みんなの党の渡辺代表、その顔にはあきらかに焦りが見えている。それはそうである。自民党の中でも派閥に頼らず、実力で政権中枢に登りつめた与謝野さんを、ライバルの民主党がヘッドハンティグしたのだから。民間企業やスポーツの世界ではよくある話であるが、政治の世界では衝撃的だったのだろう。

 与謝野さんの大臣就任について、賛否両論あるのは確かだ。だが、政治家のだれもが避けてきた社会保障と税制の改革を真面目に、しかも真正面から取り組んできた人材である。それを評価せず、つまらない話だけで足元をすくうのはあまりに惜しい。特にマスコミがそれを火種にして、世間を煽りそうな気がしてならないず心配だ。

 今は「政治家の資質くらべ」で遊んでいるほど日本にはゆとり、余裕はない。いずれにしても、日本人すべての考え方が同じでないのだから、政治の考え方、進め方に異議がでるのは当然である。また、うまく進まないのも成熟した民主主義の宿命、国民はそれをもう少し認識し、しっかり腰を据えて見守ることが大事だ。

 今回の閣僚メンバーは実務的な人が多い。おそらく、今の野党では揃えられない人材であり、すべての国会議員を眺めても、ベスト、またはベターの人材をセレクトしたと言ってもいい。つまり、スポーツでは一軍の選手であり、それをどうこう言っても、次にもっといい人材がいるわけではない。結局は国民が選んだ人材なのだ。文句を言っても始まらない。

 とにかく、この日本丸はこの人達に託すしかない。政治の最大の目標は最大の不幸、戦争を無くすことである。そして貧困を無くすことである。菅内閣はそれをしっかり見据えてほしい。

 現在のアジアは中国、北朝鮮と不穏な空気が漂っている。また一億総中流社会と言われていたが、実は貧困も忍び寄ってきている現状がある。すぐ隣に不幸がきているのだ。国民はそれを自覚して、政治を見守り、そして前向きな姿勢で、協力していくことが大事であろう。そうしなければ、一歩進まず、良くなっていかない。


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