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猛暑でクタクタ。街や建物には日陰、風通しが必要だ。 [環境・自然]

 連日、猛暑が続いてる。家の中の温度計は34度、外はくっきりした青空に太陽がギラギラと輝いている。35度を超えた日は一体いつまで続くのか。

 今朝の新聞を見ると、異常気象は日本だけでない。中国南部では記録的な豪雨で1000人以上の人達が犠牲になり、被災者の数は1億2000万人といわれている。また寒冷の地であるモスクワでさえ、35℃超えの猛暑が続き、農作物も大きな被害が出ており、また、南半球では逆に大寒波で、過去に雪の記録がないボリビアでさえ雪が舞っているとのことだ。これらの異常気象は偏西風の異変、それに海水温度の上昇がかかわっていると解説されていたが、これも、地球温暖化問題の序曲に過ぎないのかもしれない。

 「CO2削減」、「地球温暖化」、「異常気象」、「大災害」、これらのキーワードが非常に密接なつながりがあるのだが、なかなか悪さの原因であるCO2を削減できない。

 たぶん、この暑さでみんな冷房をガンガンかけて、電力消費も、CO2発生量も記録更新するのではないだろうか。今の世の中はエネルギー消費型につくられているため、どうしてもこうした方向に走ってしまう。モスクワでもエアコンがバカ売れらしいから、また新たに大量温暖化ガス発生源を増やしてしまった結果になる。地球温暖化の負の連鎖がグルグル廻っているようだ。

 この暑さにエアコン無しでは耐えられないが、せめて省エネを努めなければならない。とにかく都心の暑さは異常である。地面はアスファルトに覆われ、建物はコンクリート造りのものばかり。蓄熱と照り返しで外を歩くと熱気がムンムンである。それに街に樹木が少なすぎる。あってもつづじ等の低木か、10メートル間隔に一本程度の街路樹があれば良い方である。もっと樹木がいっぱい植えるべきだ。それだけでも、体感温度はかなり違う。
 
 また、建物もほとんどがカーテンウォールと呼ばれるガラス張りで、まるで温室構造である。これでは室内の環境は完全に冷暖房設備に頼るしかない。すべての建物に庇を付けることを義務づけることも必要ではないか。昔の日本の家屋はすべて庇があり、その陰で涼んでいたものだ。もし、都心のビルも、ちょっとした暑さの時、窓を開けて風通しだけで仕事ができる環境になる建物であれば、夏のCO2発生は大幅に減少するだろう。そんな建築物をこれから造っていくべきだ。

 省エネは機器やシステムのエネルギー効率の追求だけでなく、植樹や庇による日陰、窓開放による風通など自然と向き合い、先人の暑さよけの知恵を最大限生かした建築や街づくりを進めていくことが、人にもやさしく、より大きな省エネルギーにつながっていくのではないかと思う。

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