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今日は桜が満開、日本の政治も春が待ちどうしい。 [政治・政局]

 今日は桜が満開になり、景色は春一色に染まってきた。
いよいよ本格的な春の始まりだ。この時期は、学生も社会人も新しいスタートに心気一転、希望に胸を膨らませている人達も数多くいるだろう。春はいままで眠っていた植物や動物も一斉に目を覚ましたように活気づく。
そんなワクワクする季節がやってきたというのに、日本の社会はまだまだ長い冬から抜け出せない。いい加減にイライラしてくるものだ。

 最近、新聞を眺めると気になる文字をよく目にする。
その字は「迷」である。
普天間基地の移設問題では「迷走」を続け、子ども手当てや高校授業料の無償化など国会では「混迷」を極め、経済は「低迷」の一途を辿っている。また、朝の通勤時間帯に人身事故(たぶん飛び込み)など「迷惑」な事件が相次いでいる。どれもこれも、「迷い」だらけである。

 ただ、「迷う」ことはすべて悪いことではない。迷わない人間の方が良い人生を送れているかと言えば、必ずしもそうとは言えない。立ち止まって、考えれば何事も選択肢は色々ある。丁寧に考えるほど一層迷いが出てくるのは当たり前だ。しかし、迷うにも限度はあり、いつまでも、あれこれ考えて堂々巡りしていては、決していいことはない。今の鳩山政権がそのような迷いの中にいるように見える。

 参議院選挙を夏に控え、今週あたりから政治の方も動きはじめた。いままで冬眠状態だった平沼さんや自民党の中で燻っている与謝野さんなど春季に目覚めようだ。世の中の迷いを断ち切るキッカケがつくれるか、あるいは、さらに選択肢が広がり、益々混迷していくのか。

 世界の中で低迷し続ける日本。もう迷っている時間はない。ただ、色々冷静に考えると、日本人はベストを求めすぎているのかもしれない。そこそこ、ベターで妥協できない体質になっているようにも感じる。戦後、どん底から這い上がり、世界第二位の経済大国になったが、こんな成長はもうありえなく、今までのように世界中の富を独り占めできる時代は過ぎ去った事を自覚しなければならないのだ。まずそこで、つまづいているのではないか。

 日本人はいつまでも長い冬が続いていると思っているが、世界を眺めれば比較にならないほど、悲惨な国々がたくさんある。そう考えると現在の日本は天国に相当するぐらい平和で豊かな国かもしれない。
しかし、いつまでも日本は天国の特等席にいられるとは限らない。むしろ、維持し続ける方が難しいと思う。

 戦後、やっと実現した政権交代。活かすも殺すも国民しだいである。
ケネディー大統領が演説で、「国があなたに何をしてくれるかではなく、あなた方自身が、国に何ができるかを考えてください。」という有名な名言がある。まさに今の日本が忘れている事だ。我々は、これを噛み締めていけば、現状の閉塞感から抜け出すことができるのではないだろうか。
鳩山さんも、就任の時はいいスピーチをしたが、もう一度、国民に向かって元気の出る、パンチ力のある演説をしてもらいたいものだ。ただ、政治とカネの問題で信頼をなくした首相が言っても説得性はないが・・・。

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