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住宅エコポイント開始、省エネ・省資源社会に向けて前進できるか。 [環境・自然]

  今日から住宅エコポイントが始まる。2重サッシや断熱材など、省エネルギー性の高い住宅にすると最大30万円のポイントが付くという。昨年は家電製品で大きな経済効果をもたらした。2匹目のドジョウを狙った政策のようだけど、果たして上手くいくか。

  世界的な金融危機以降、どん底に冷え切った建設、不動産業にとって、復活の兆しが期待が寄せられている。しかし、多少の補助が出たとしても、家電製品とは違い、住宅は高価な買い物である。これがキッカケになり住宅需要に火がつくとは考えにくい。だが、環境面からこうした制度は大いに賛成である。

  もうひとつ、エコで、新しいものをどんどん作るのもいいが、「廃棄」についても考えてほしい。毎日どうして、こんなにゴミが出るのか、みんな不思議ではないだろうか。特に梱包などのプラスチックゴミの量は半端ではない。再生できれば良いが、焼却場で燃やしている量の方が絶対に多い。

  それではエコ社会とは言えない。大量のゴミを出さず、リサイクル、リユースできる社会づくり、そうした仕組みを作っていかなければならない。それを促進するための政策として、「廃棄ゼロエコポイント制度」というのはどうであろうか。ゴミを出さない製品を買うとエコポイントがもらえれば、消費者の考え方も変ってくる。その代わり梱包、容器、ビニール袋などの会社は経営的に苦しくなるかもしれない。まあ、社会的には痛みが出そうだ。

  環境への取り組みは、まずは1歩1歩着実に取り組むことが重要だ。民主党政権が打ち出した25%CO2削減は途方も無く高い目標である。産業界からも異論が多いが、環境立国を目指す日本としては低く、容易に達成できる目標に甘んじていてはいけない。いまから少しでもできることは進めていかなければならない。大量消費社会から、省エネルギー・省資源社会に向けての転換、環境社会への構築に本気で取り組む時期に来ていると言えよう。


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