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政治、メディア、国民もみなネガティブ思考の国、日本。 [社会・生活]

 民主党の鳩山総理、小沢幹事長は政治とカネで辞任を迫まられ、自民党では、谷垣総裁降ろしに外添氏や与謝野氏が口火を切った。景気や経済、財政危機、国際問題など、これだけ難題を抱えてるに拘わらず、相変わらず足の引っ張り合いが好きな国だ。たまには、協力し合い、世界に立ち向かおうとする気が無いのだろうか。

 そしてもう一つ、政治を正すべきメディアはどうか。これもまた、政治の批判や裏側のゴシップばかり。評論家や大学教授も国民を脅すような事ばかり言って、将来の不安を煽っている。非常にネガティブな意見が多く、これでは国民も希望と元気を取り戻せない。

 こうした暗い話ばかり多い世の中なのか、テレビを観ると、お笑い、バラエティー番組ばかりでいつもバカ笑いしているシーンが目に映る。本当にこれでいいのだろうか。これからの日本を背負う子供や若者は、こんな番組ばかり見て育つのだ。大人が気晴らしでみているのとは全然意味が違うことを、もっと認識すべきであろう。

 そんないまの日本で最も深刻なのは、自殺と虐待の問題である。アフガニスタンでも紛争に巻き込まれて死亡する人数は年間数千人、日本の自殺者はそれを遥かに上回る3万人。世界で最も悲惨な国といわれているところよりも、もっとひどい状況である。しかし、不思議なことに、なぜかこの国は自殺者に対して、他人事であり、無関心だ。とにかく、弱者に対して、冷たい空気が流れている。それから、子供の虐待もひどい。殆ど何も食べさせず餓死させる事件があったが、まさに地獄絵だ。虐待した理由も実にくだらない。人間としての精神性があまりに低すぎる。

 しかし、この国は、いつからこうなったのだろうか。日本人はまじめで、よく働き、世界でも一番治安の良い国と言われていた。それが日本の誇りでもあったと思うが、いまこの国が悪い方向にどんどん進んでいる。政治だけではない、国民ひとり一人が、歪んできているように思える。

 日本は古来、貧しくともまじめにコツコツと生きてきた。その伝統、精神が失われてきているのが最も大きな問題ではないだろうか。日本らしさを取り戻すことは、もっと古きものを見つめ直すことが重要と思う。古き家族関係、伝統、文化など、その中に新しい日本の活力が潜んでいるように思える。そうした古き日本のしくみを、国民はずっと忘れてきたことが、今の姿になったのではないか。もう一度、時計の針を戻し、先祖たちが築いた良き日本の精神を取り戻すことが、国家の再生の道と考える。 
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