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今こそ、自分主義から脱却すべきだ。 [政治・政局]

 民主党政権発足によって、新しい政治体制の変革の一歩が始まった。
ただ国会の政治だけでは、本当の変革はできない。我々国民ひとり1人が価値観を変えることが重要である。

 その価値観とは何か。それは弱者に対する思いやりであろう。
近年、景気低迷や経済不振の問題ばかり取り上げられるが、実は社会のひずみの方がはるかに深刻だ。
失業、不登校、いじめ、自殺、社会の負の部分が増大し、世の中に不幸の渦が拡大してきている。
経済的な原因も否定できないが、それだけではない。
思いやりの無い社会が、弱い人達を追い詰めているのではないだろうか。

 たとえば、いま我々は、弱者に対して素直に自ら手を差し伸べることができるだろうか。
でも、我々はすぐに、本当にその人は弱者なのかと疑ったり、どうして自分がやらねばならないのか、損得で考えてしまう傾向にある。

 いつの間にか我々は「自分主義」になっているのだ。
自分のことが精一杯で、他人を思いやる余裕もなく、大勢の人達の中で、自分は人に支えられながら生きているという自覚も無くなってきている。つまり、政治に対しても、国が自分たちに何かを与えてくれ、自分が何かを公的に奉仕するという考えも起きてこない。

 弱者を支える社会は、国がやるのではなく、実は国民一人一人が負担していかなければならない。そう考えると、いまの日本では「脱自分主義」への変革が一番問われていることではないだろうか。

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