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野菜栽培、梅雨時期から、こまめな手入れが必要。 [家庭菜園・農業]

 今日は雨の一日。すっかり梅雨模様。

 わが家のプチ農園では、キュウリ、ナス、トマト、ピーマンが思いのほか、順調に成長している。適度な日照と雨は作物にとって恵みである。そういう意味では、いまのところ今年の気候は良好だ。

栽培2011.6.11.jpg

手前から、ピーマン、ナス、キュウリ、左は収穫時期を待つジャガイモ。

 この時期は作物の手入れが肝心である。素人がうまく栽培できない原因のひとつに、脇芽の剪定を怠っていることがある。初期の段階、新しい芽が次々と出てグングン育つ。育つことはいいことだ思い、放っぽらかしにして、その成長に任せてしまう。結果的に枝葉がジャングルになり、栄養が分散して肝心の実に行きわたらないことが多い。

 剪定はこまめに計画的に行うことが大事である。私の経験では、根元付近はスカスカになるぐらいスッキリさせた方が、茎や枝もしっかりして、たくさん収穫できる。また、根元付近から病気になりやすいので、枝葉を切り、風通しを良くすることも大事なことだ。

 そして、もうひとつこの時期から重要なのが雨と乾燥対策。それにはマルチが絶対に良い。これを敷くことによって、梅雨時に余計な雨を弾き、晴天続きでは乾燥を防ぎ、適度な湿潤状態を維持できる。特に梅雨時は土の中が高温多湿になり菌が繁殖しやすい環境になる。そのため根腐れを起こし、病気になりやすい。マルチはその対策として最も効果的な方法だ。また、黒マルチは光を遮断させるため、雑草の成長を妨げる。面倒な草取りが省けるのも大きなメリットである。

 ただ、ひとつ注意しなければならないことは、黒ビニールは熱を吸収しやすいことだ。真夏の猛暑時には、マルチ下の土の温度が50℃を超えてしまう。さすがに植物も35℃を超えると人間と同じで相当強いダメージを受ける。それを防ぐ方法として、マルチの上に藁(わら)を敷きつめ、日除けすることが効果的である。それだけでも、10℃くらいは違うだろう。そうしたこまめな努力が欠かせない。

 スーパーに行くと、安い値段できれいな野菜が売られている。いざ自分で栽培すると、そのあたりまえ野菜をつくることがいかに大変であるか痛切に思い知らされる。

 でも、苦労しながら、手をかけて育てた野菜を食べれることは、ひと味ちがった生活感をもたらしてくれる。そんなプチ農業は、ささやかな楽しみであり、喜びでもある。


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