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いまの国会は小学校の学級崩壊と同じだ。 [政治・政局]

  日本の政治は最悪である。与党民主党だけでなく、野党自民党も最悪だ。 とても2大政党の時代は望めない。期待したのがバカだったのか。

   政治家たちは日本の国づくりに命を削る様相はない。ひたすら壊すことに普請しているように観える。おそらく、どんなに優れた人でも、この国の首相、大臣は務められないだろう。 「政治とは理想と現実を縮める作業である。」誰かが語っていたが、まさにその言葉に尽きる。その作業の中で、議論して理解を深め、時には反論し、時には妥協、協力し合う。共同作業を噤みながら、理想に一歩づつ近づいていく。これが本来の政治の姿だ。

  いまの政治では、民主党内の反主流派、自民党をはじめとする野党も、自分たちが主導権を握るための権力闘争ばかりに終始し、いまの日本に山積している政治課題を一緒にやる姿勢が極めて乏しい。自分たちの主張が通らなければ審議拒否、ボイコットばかり、政治を一歩も進めないことを仕事にしているようにも観える。何のための国会か。本当に判らなくなる。

   ただ、菅首相の政治姿勢にも問題がある。政権与党は野党に対して基本的に協力を仰ぐ立場にある。しかし、イラ菅と呼ばれている首相は、この野党のグタグタした姿勢を許せず、発言を聞いてると、彼らを見下した言動や態度が目立つ。彼らの怒りをさらに煽っているとしか言いようがない。これでは人間社会における関係で、最悪の方向に進むのは必至だ。恐らく民主党内でも同様のことがあるのだろう。

  国会議員は日本を代表する大人の集まりである。だが、ワイワイ、ガヤガヤ、纏まりが無いのは小学校低学年の教室と同じである。子供達は先生の話を全く聞かず、PTAの親たちもその先生を見放している。すでに学級崩壊が始まっているのに、誰も何とかしようと考えない。学校側が取り合えず担任の先生を変えれば、しばらくは静かになると考え、担任をクルクル変える。国会では、まさに、そんな状況が繰り返されている。

  優秀な人材を国会に送り出している筈なのに、なぜ、まともな政治ができないのか。実に嘆かわしい。これは能力の問題でなく、哲学、倫理あるいは精神性といったところで躓(つまず)いている感じだ。日本には古くから武士道をはじめ、世界に誇れる精神文化がある。敵味方、隔てなく尊重し合い、フェアーに勝負する。柔道、剣道、相撲(八百長問題を除いて)など、その精神を受け継いでいる。でも政治の世界ではそれが通用しないのか、全く皆無に等しいようだ。

  国会では主義主張の違いがあるのは当然である。今のように土俵際でガタガタする政治に早く終止符を打ち、土俵の中で、その主義主張で真剣に勝負してほしい。

  問題は、政治家たちの自覚の無さだけない。政治を監視するはずのマスコミの怠慢さ。そして、無関心な国民の意識にもあると言える。実は、日本人全体の意識のズレが大問題なのかもしれない。


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