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スカイツリー、幾何学的でしなやかさのある姿になってきた。 [旅行・散策]

 昨日、浅草の方へ車を走らせていると目の前にスカイツリーが大きく見えてきた。
今年の初詣の時は、まだ1/3くらいの高さだったと思うが、あれから7カ月が過ぎて、展望台を超えるところまできた。ここまで来ると全体像も予想でき、見ているだけでもワクワクする。

スカイツリー.jpg
浅草我妻橋からスカイツリーを望む。橋の上は見物客でいっぱいだ。

 スカイツリーは形がシンプルで実に日本的である。何かに似ていると思っていたが、日本刀のむくり(起り)をデザインに取り入れたと言う。幾何学的な骨組みの構造と、そのラインのしなやかな形状は、そんなコンセプトから表れているのだろう。
 また、技術面でも日本の伝統的な手法と最新テクノロジーの融合が図られているらしい。五重塔に使われている心柱の概念がこの塔にも使われ、大地震に耐えられるようにしているとのこと。とにかく、凄いものが着々と出来上がっているのだ。今世紀の代表的建造物の建設をまじかで見れて非常に感動的である。

 でも、見物している方は楽しんでいるだけでいいが、造っている方はさぞ大変なことだろう。
この暑さの中、てっぺんでクレーンを操っている作業員はどんな状況なのか。また、強風の時や天候が一転する時など、その対応は想像しがたいものがあるのではないだろうか。竣工まで無事故無災害であることを祈るばかりだ。

 さて、これまで約半世紀の間、電波、放送塔の主役を務めていた東京タワーは一体どうなるのか。一昔前まで都心のどこの場所からでも見えたものだが、今では廻りのビルにすっかり囲まれ、近くに来てもどこにあるかわからない状況である。もう、決して高い建造物とは言えない。東京タワーを建設していた昭和30年代、東京がこんなに大きくなることは想像できなかったに違いない。50年でリタイアとはちょっと悲しい話だ。
 そうすると、スカイツリーの周辺も、あと50年後には、200階建てのビルが立ち並び、いまの東京タワーと同じような状況になるかもしれない。となると、また次の50年後はまたさらなる挑戦が始まるのだろうか。まだ、建造中であるのにそんな将来の姿を考えつつ、休日のスカイツリー見物を、のんびり楽しんだ。

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