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異常気象。大きな危機対策の準備が必要だ。 [環境・自然]

  関東地方は梅雨開けしたようだ。今日も強烈な日差しと暑さだ。

 一方、この1週間には九州や山陰、そして中部地方ですごい豪雨にみまわれ、土砂崩れと住宅の倒壊など相次く悲惨な状況が続いた。いつもなら1つの地域での被害が集中するが、今年の特徴は山崩れ、土石流、河川の氾濫など広い範囲で起きており、被害の度合いも半端ではない。
大地震の場合は1度起きれば、数十年は発生することはないが、集中豪雨の場合は、毎年あるいは1シーズンに数度起こる可能性すらある。危険な地域に居住している人達は生きた心地がしないであろう。とにかく、自然の猛威が止まらない感じだ。

 今、地球上で、大竜巻、集中豪雨、干ばつ、大寒波などウルトラ級の異常気象が起きている。どうやら日本にもゲリラ豪雨というかたちで、その一端が表れているようだ。つまり、地球温暖化の影響は、もう日本で起きていると考えた方がいい。これからは、次の準備をするべきと思う。

 まず、1つは、この災害にどう向き合うかだ。
これだけの異常気象は人間の手でどうにかなるものではない。ダムや防波堤でどれだけ防げるか。それよりも河川の氾濫、土石流の起こりそうな場所のマップづくり。不動産の価値を左右することであるから、反対も多いことも予想されるが、国としては早急に作成すべきである。そのうえで、防災計画を立てることが必要だ。

 また、もう一つは食糧危機に備えること。
日本は食糧自給率が世界の中でも極めて低い。異常気象で世界中の食糧が不足したら、まず真っ先にパニックになる国である。本来、日本は温暖化で土地も肥沃的なところが多く、世界的に見ても農業に適した国だ。現在、農業が経済的に成り立ちにくいため、非常に疎かになっているが、これからの食糧危機を考えるならば、農業、畜産、漁業など1次産業を輸出できるくらいの産業に育て上げ、自国の食糧は賄えるぐらいの体制は必要だ。いくら、経済的裕福な国であっても、お金を食料として食べるわけにはいかない。

 根本的な問題は、環境対策なのだろうが、これは世界中の国々が同調しなければ意味がない。経済優先主義の考え方が変わらない限り、本気で環境問題に取り組む国はなく、悲観的だが目の前に本当の危機がくるまで、この状況は続きそうだ。しかし、我々は、そうした世界の中で生きていかなければならない。そのためには、危機に備えた行動が必要である。

 現在、参議院選挙が終わり、消費税、景気回復、こども手当、郵政問題など、相変わらず、与野党で同じような議論を一進一退でやっている。日本を取り巻く世界、環境は刻々と変化している。政治家も国民も、もっと前を向いていかなければ、大きな危機の渦に飲みこまれてしまう気がする。

 これからのねじれ国会で、どのような展開が始まるのか。危機はもう既に始まり、目の前に迫っているような気がするが・・・。でも、日本は相変わらず「のん気病」が続きそうだ。

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