7月も終わりに近づいているが、蝉の鳴き声が聞こえない。

 毎年、この頃になると「ミンミン」「ジージー」うるさいはずなのだが、今年は妙に静かだ。それから、もうひとつ、わが家にはキンカンの木が植わっており、この時期に花がいっぱい咲く。その周りにはうるさいほど、ハチが飛びまわるのだが、これも不思議にほとんど見当たらない。いったい虫たちはどこへ行ったのだろう。

 例年よりも、いまのところ暑い日が少ないかもしれないが、ちょっと変だ。単なる気象のせいならばよいが・・・。

 最近、また小さな地震が頻発しているが、これも嫌な予感が頭をよぎる。大地震の前には、虫や動物たちの異常な行動が報告されているからだ。

 また、福島原発からの放射能汚染も想像以上に範囲の拡大し、様々なところからセシウムが検出されているのも引っかかる。人間には微量な放射線でも、小さな生物には、莫大な影響があるかもしれない。いや、小さな生物に影響があるならば、人間にもやはり問題があるはずだ。心配の種は尽きない。

 考えすぎかもしれないが、虫たちの少なさを不思議に思うのは私だけだろうか・・・。