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記録的豪雨、もう100年に1度ではなく毎年だ。 [環境・自然]

九州地域を襲った記録的豪雨は、球磨川等の河川を氾濫させ、多くの人命と財産を奪う大災害となった。100年に1度と言われるが、そのセリフは毎年聞く。狭い日本のどこかで必ず同じような悲惨な状況が発生している。つい数年前までは地球温暖化といっても、あまりピンとこなかったが、この異常な気候は明らかにそれが原因で、この先毎年も続きそうな予感がする。

いまから30年くらい前は、欧米をはじめとした先進国だけが大量のエネルギーを消費していたが、今は発展途上国を含め全世界がCO2を排出しまくっている。経済優先の世界では環境という言葉はあまり良いイメージではない。金がかかるばかりで、自分たちにとってどのような恩恵があるか見えにくいからだ。たとえ災害が生じても、その因果関係が明確に示せなければ、やはり目先の経済優先が第一になってしまう。考えたくないが手遅れになるまでこの状態が続いていく予感がする。ただ気がかりは異常気象による災害の数や規模がペースアップしていることだ。日本だけでなく、世界中でその兆候は顕著に観られる。 

もう一方、我々の暮らしを豊かにすると考えられる科学の進歩もペースアップが著しい。かつては1つの開発で数十年かかったものが1~2年で成し遂げられている。その象徴がコンピュータで、半導体の集積能力は指数関数的に上がり、さらに量子コンピュータや人工知能の出現は、これまでの世界をさらに一変させようとしている。 ここまでくると一般の人の頭ではついていけない。

とにかく科学の進歩と環境破壊が同時にスピードアップし、地球全体が息苦しくなっている。これがいまの世界状況ではないか。 

今回は、そうした大きな流れの中で断片的に発生した災難とするならば、非常に歯がゆいものだ。この地球温暖化、環境破壊が進む中、一地域の防災をどう対処していくか、あまりにも壮大な課題と、しかし地域社会の問題として考えていかなければならないギャップの中で非常に複雑な気持ちになる。最終的にまとまらない話になってしまったが、仕方ないことだろうか。


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