オリンピックも後半の折り返し地点を過ぎたが、
日本人選手のメダル獲得数はいまひとつだ。

日本は、どうも偏差値教育に慣らされたせいか、
人が頑張る姿よりも、順位ばかり気にしてしまう。
世界で10位以内に入れればすごい事なのに、
メダルに届かずと言われると、すっかり盛り上がりが萎んでしまう。

高橋大輔が銅メダルを取った時、本人はすごく喜んでいたが、
金メダルを期待していた人達は、内心、なーんだ、銅メダルか、とがっかりしたのではないだろうか。
期待が大きい人は、金でなければ、まるで失格のようになってしまう。すごく残念なことである。

ほかの国は、オリンピックをどのように報道しているのだろう。
やはり、日本と同じようにメダルの期待ばかりしているのか。
きっと、違うような気がする。
勝ち負けで喜びは違うが、もっと心から楽しんでいるような気がする。

日本はどうして、もっと楽しめないのか。
だから、政治の話も、批判、非難、中傷ばかりして、元気を亡くしてしまうのだ。もっと楽天的になれないだろうか。

いまより一歩でも前進できればいいではないか。
メダルよりも、前回の成績よりも良ければ、大騒ぎして喜んでもいいと思う。たとえ、それが20位、30位でも。

そのくらいの気持ちで応援していれば、すごい元気になりそうだ。

それでいいのではないだろうか。