安全保障関連法案が参議院特別委員会を通過した。

もう少し議論が尽くされるかと思ったが、あっけなく採択され、本会議に提出される運びになった。

本当にこのままでよいのか。安保関連法案は非常に複雑で専門的にされている。そこで大事なことがごまかされ、国民が何も言えないようにされている気がしてならない。

政治家だけでなく、司法学者や大学教授、思想家、哲学者、あるいは実業家など、あらゆる有識者がもっと声を大にすべきだ。 一部でそうした発言も聞くがまだまだ足りない。デモ集会も、国会前だけでは駄目で、全国各地で奮起しなければ国民多数の声とは言いがたい。国民はもっと発言、発信が必要だ。

また、マスメディアはこの問題を客観的な立場で成り行きだけを報じているが、もっと国民に考えさせる報道が必要なのではないか。

議論も不十分なまま、このような重要な法案をスピード可決できる政治、強引な採決。これで日本の安全を政治に託せるのか。政治の意思で自衛隊を動かせる時代、それはやはり危険な予感がする。