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ハナショウブいまが見ごろ。水無月園(相模原市麻溝公園) [旅行・散策]

梅雨入りで、どんよりとした日が続く毎日。
これが過ぎれば過酷な真夏の季節がやってくる。いまは穏やかで静かなひとときだ。
そんな時期の花といえば、紫陽花(あじさい)。それから、あまりメジャーではないが花菖蒲(ハナショウブ)。その花菖蒲がいま見ごろを迎えている。
 
DSC06072.jpg
 
ここは先週、散策した相模原市麻溝公園にある水無月園。118品種、22,000株のハナショウブが植えられている。この日のショウブ開花状況は、サクラで言う8分咲き。まさに一番の見ごろと言っていい。
 
見渡す限り、白、薄ピンク、薄紫、赤紫、濃紫の帯色のグラテーションが、みどりの葉と対比して、華やかで優雅な風情を醸し出し、初夏の新鮮な香りを放っている。これだけ大きな菖蒲園もこの彩あたりでは珍しく、多くの人たちが訪れ、その美しい風景と彩どり豊かな花々を堪能している。
 
ここは見晴らしが良く、全体の景色を絵画を観るように鑑賞するのも良いが、1つひとつ名前と花の種類を観察するのも愉しい。なにしろ種類が豊富でその名も個性的なのだ。
 
例えば「七福神」という名のショウブは、薄ピンク色に白のまだら模様。どうしてその名が付いたか。しばらく観ていると理由はわからないが、不思議にその名が似合ってきて、なんとなく納得してしまう。
もしかして、その名は花のイメージだけでなく、想いや望みが込められて、そこに惹きつけられているのかもしれない。それらの品種も江戸時代につけられたそうで、短歌を詠むような名前が多い。そんな詩情あふれる風情に浸っていると、自然に心が和み、とても新鮮な気分になる。
 
でも、これだけ見事な菖蒲に出会えたのは本当にひさびさでナイスタイミング。 
こんな調子で自由気ままに歩いていると、気が付けば1万2000歩。
いい運動ができ、かつ梅雨どきの気分がすっきりの散策であった。
 

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