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日本経済が怪しくなってきている。 [経済・財政]

日本経済が怪しくなってきている。
世界的に不況になれば安全資産として円が買われていたのが、これまでの通説。それがいまは違う。円が売られ円安になっている。現在、まだ世界第3位の経済大国と言われている日本であるが、実力は年々低下し、一人当たりのGDPは24位(2020年ランキング)と先進国の中では下位に位置している。ただ、国内を観ると街には新しい車や商品が溢れ、まだ豊かさの中にある。
 
しかし、どうだろう。本当に豊かな国なのだろうか。
少子高齢化が進み、年金は年々減る一方、これからの高齢者は不安だらけで、かつ若者はその負担が大きくのしかかり、自分たちの生活もままならない。国の豊かさと個人の豊かさに大きなギャップが生じ、皆が生きにくい社会になっている。
 
どこかで日本は、進路を間違えたのではないだろうか。
自分は昭和30年代に生まれ、高度経済成長、オイルショック、金融バブル、ITバブル、リーマンショック、この数年の金融緩和によるバブルなど、さまざまな経済変化の波に乗ってきた。
 
ひとつ言えることは、これまで日本は資本主義社会の中で先頭を走ってきた国であった。発展途上国と言われた国は競争相手になることはなかったが、これからはライバル国として戦わなければならない。つい10年前まで経済、技術で格下と見下げていた中国はもう見上げる存在であり、そろそろその立ち位置を自覚しなければならない。インド、インドネシア、ベトナムなども、いまは途上国とは言えないところまできている。
 
とにかく、世界の状況は大きく変わり、日本が取り残されつつあることだ。
それに対して、多くの国民や日本の政治家たちは無関心である。これから、さらに取り残されていく危機はそこに潜んでいるように思う。世界的に資源や食料が手に入らなくなり、いつ地震などの災害が起こるかわからない。ロシアとウクライナの戦争を遠い国の戦禍として観ているが、この東アジアでも同じような緊張はある。安全と豊かさを維持していくためには、食料やエネルギーの自給率を高める必要があり、もちろん強い経済力を保持していかなければならない。
 
テレビを観ると、どの番組もバラエティーのお笑いばかり。それも大事かもしれないが、どこか国民がのんきで、平和ボケになっているように思えてならない。政治家も他党のあげ足取りに終始し、日本の針路に対する本質的な議論はしていない。
それよりも国民の政治に対する関心の希薄さが根本的に大問題だ。
 
まだまだ平和なのか。ただ、最近の新聞を読んでいると、これまでと違った不安な社会が訪れるような気がしてならない。心配し過ぎだろうか・・・。

タグ:日本経済
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